Claude Sonnet 5.5とは|Sonnet 5から何が変わったのか【完全ガイド】
「Claude Sonnet 5.5が出たらしいけれど、Sonnet 5から何が変わったのか」「30%安くなったと聞いたが、値下げなのか」「Claude Codeを更新すれば自動でSonnet 5.5になるのか」——新しいモデルが出た直後は、見出しの数字だけが先に広まり、中身の確認が追いつかないものです。
結論から言うと、Claude Sonnet 5.5は単価を据え置いたまま、速さと1件あたりの効率を上げたモデルです。「最大30%安い」は値下げではなく、同じ仕事を少ないトークンで終えられる分の話です。また、Claude Codeの既定モデルはOpus 5.5のままなので、自分で切り替えないとSonnet 5.5は使われません。
株式会社Fyveは、中小企業のAI活用を月額で伴走支援しています。この記事では、Anthropicの公式発表・公式ドキュメント、第三者の報道、私が手元のClaude Codeで測った結果の3つを区別しながら、Sonnet 5.5の全体像を整理します。個別の論点は専用の記事で詳しく扱っているので、本文の中から順につないでいきます。
最初に押さえたい3つのこと|値下げではない・既定は変わらない・別名に注意
公開直後に誤解が多いのが、次の3点です。

1. 単価はSonnet 5と同じ。「最大30%安い」は1件あたりの話
100万トークンあたりのAPI単価は、入力$2・出力$10で、Sonnet 5とまったく同じです(2026年9月29日時点)。発表ページにも「Sonnet 5.5 is priced the same as Sonnet 5(Sonnet 5と同じ価格)」と書かれています。
よく紹介される「最大30%安い」は、Anthropicが「同じ仕事に必要なトークンがずっと少なく、社内のテストでは1件あたり最大30%安い」と主張しているものです。単価が下がったのではなく、1件の仕事で使う量が減った分の話なので、実際にどれだけ安くなるかは仕事の中身によって変わります。
2. Claude Codeの既定モデルはOpus 5.5のまま
Claude Codeはv2.1.284以降でSonnet 5.5に対応しました。ただし、Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランやAnthropic APIで使っている場合、既定のモデルはOpus 5.5のままです。Claude Codeを更新しただけでは、Sonnet 5.5は使われません。
紛らわしいのは、v2.1.284の変更履歴に「now the default Sonnet model on the Anthropic API」とあることです。これは「Anthropic APIでsonnetという呼び名が指す先がSonnet 5.5になった」という意味で、Claude Code全体の既定モデルが変わったわけではありません。
Sonnet 5.5を使うには、Claude Codeの中で/model claude-sonnet-5-5と入力するか、起動時にclaude --model claude-sonnet-5-5と指定します。計画の段階はOpus、実行に移るとSonnetになるopusplanという指定もあります。手順と運用のコツは専用記事にまとめています。
3. 別名「sonnet」が、まだSonnet 5を指す環境がある
Claude Codeでは、sonnetやopusといった短い別名(エイリアス)でモデルを指定できます。公式ドキュメントの表では、Anthropic APIでsonnetと指定するとSonnet 5.5が使われることになっています。
ところが、私の手元(Claude Code v2.1.284・Maxプランのサブスクリプションで認証)でclaude -p --model sonnetを実行したところ、実際に使われたモデルはSonnet 5でした。環境変数や設定ファイルに、別名の行き先を上書きするものが無いことも確認しています。一方、--model claude-sonnet-5-5とフルIDで指定すると、追加の設定なしでそのままSonnet 5.5が動きました。
2026年9月29日時点、1つの環境での観察なので「サブスクリプションでは必ずこうなる」とは言えません。ただ、確実にSonnet 5.5を使いたいなら、フルIDで指定し、/statusや応答に表示されるモデル名で確認するのが安全です。なお、Amazon BedrockやGoogle Cloud経由では、sonnetがさらに前の世代(Sonnet 4.5)を指す仕様になっています。
「モデル一覧に出てこない」「指定したのに別のモデルが動く」ときの切り分けは、こちらの記事で順に確認できます。
Claude Sonnet 5.5とは|Claude 5.5ファミリーの2番目のモデル
Claude Sonnet 5.5は、Anthropicが2026年9月28日(米国時間)に公開したモデルです。9月22日のOpus 5.5に続く「Claude 5.5ファミリーの2番目のモデル」で、前世代のSonnet 5は現在legacy(旧世代)として引き続き利用できます。
公式の説明文は「The best combination of speed and intelligence(速さと賢さの最良の組み合わせ)」で、上位のOpus 5.5の半分の単価で、より速く動くモデルという位置づけです。基本仕様は次のとおりです。
項目 | Claude Sonnet 5.5 |
|---|---|
公開日 | 2026年9月28日(米国時間) |
前世代 | Claude Sonnet 5(legacyとして利用可能) |
モデルID(API) |
|
単価(入力/出力) | $2 / $10(Sonnet 5と同じ) |
コンテキスト | 100万トークン |
最大出力 | 12.8万トークン(Batch API+betaヘッダで30万トークン) |
知識カットオフ | 2026年6月 |
入出力 | テキストと画像を読み、テキストで答える |
思考(thinking) | Adaptive・既定でオン(いちばん軽い設定は |
effortの既定値 | APIはhigh/Claude Codeとアプリはmedium |
相対的な速さ(公式表記) | Fast(Opus 5.5=Moderate、Haiku 4.5=Fastest) |
引退時期 | 2027年9月28日より前には引退しない |
※Anthropic公式のモデル概要と発表ページで確認した2026年9月29日時点の内容です。単価はAPI単価・米ドル・100万トークンあたりで、利用前に公式の料金ページで最新の値を確認してください。

Sonnet 5から何が変わったのか|変更点の総覧
Sonnet 5との違いを1枚にまとめると、次のとおりです。読む人の使い方によって、気にすべき項目が違います。

項目 | Sonnet 5 | Sonnet 5.5 | 誰に関係するか |
|---|---|---|---|
単価(入力/出力) | $2 / $10 | $2 / $10(据え置き) | API利用者 |
1件あたりのコスト(公式主張) | — | 最大30%安い | API利用者 |
出力の生成速度(公式主張) | — | 30%以上速い | 全員 |
Terminal-Bench 4.0(ターミナル上のコーディング) | 10.3% | 70.6% | 開発に使う人 |
GDPval-AA v2.1(44職種の実務・Elo) | 1449 | 1844 | 資料作成・事務に使う人 |
思考のいちばん軽い設定 |
|
| API利用者 |
effortの既定値 | — | APIはhigh/Claude Codeとアプリはmedium | 全員 |
サイバー用セーフガード | — | Sonnetとして初めて搭載 | セキュリティ業務の担当者 |
キャッシュできる最小の長さ | 1,024トークン | 512トークン | API利用者 |
※単価はAPI単価・米ドル・100万トークンあたり、ベンチマークはAnthropic自身の発表値です(いずれも2026年9月29日時点)。
速さ|出力の生成が30%以上速い
Anthropicは、Sonnet 5.5の出力の生成がSonnet 5より30%以上速く、Sonnetとして過去最速だと発表しています。第三者の報道(SiliconANGLE)も、この「30%速い」と単価の据え置きを報じています。
発表ページには、各社の利用コメントも掲載されています。Boxは「より正確で2.4倍速い」、Zendeskは「チケット処理が20%速い」と述べています。いずれも発表ページに載った各社のコメントで、私たちが確かめた数字ではありません。
1件あたりのコスト|単価は同じでも、使う量が減る
単価が同じなのに安くなる理由は、同じ仕事を終えるまでに使うトークン(AIが読み書きする文字量の単位)が減ったからです。発表ページの各社コメントでは、Slackが「プロンプトを変えずに出力トークンが約14%減った」、Lovableが「ツール呼び出しが3分の1減った」と述べています。
Anthropicはさらに、いくつかのベンチマークで「lowかmediumのSonnet 5.5が、Sonnet 5の最高スコアを1件あたり約10分の1のコストで上回った」とも発表しています。少ない思考量とトークンで同じ水準に届く、という主張です。
API利用者向けの細かい変更として、プロンプトキャッシュ(同じ前置きを繰り返し送るときに割安にする仕組み)を使える最小の長さが、Sonnet 5の1,024トークンから512トークンに下がり、短めの指示文でもキャッシュが効くようになりました。キャッシュの単価、無料で使えるか、どのプランで使えるかは、料金とプランの記事で条件表にしています。
性能|ターミナル作業のスコアが大きく伸びた
Anthropicは、コーディング・実務・パソコン操作などのベンチマーク(性能を測る共通テスト)の結果を公表しています。上の表に載せた項目のうち、伸びが最も大きいのはTerminal-Bench 4.0(AIが自分でコマンドを打ちながら進めるコーディング)で、Sonnet 5の10.3%から70.6%に上がりました。
この項目では、Opus 5.5(最高の値が出たxhighで66.4%)も表の上では上回っています。ただし、これを「Sonnet 5.5はOpus 5.5より強い」と読むのは誤りです。公式自身が「持続的な判断が要る複雑で終わりの見えない仕事では、Opus 5.5がはっきり強い」と書いており、44職種の実務をみるGDPval-AAでも、Sonnet 5.5(1844)はOpus 5.5(1846)の2ポイント下です。
なお、Artificial Analysisなどの独立評価による再現値は、2026年9月29日時点ではまだ出ていません。全項目の数字と、脚注に書かれた条件の読み方は、ベンチマークの専用記事で扱っています。
単価が同じ入力$2・出力$10のOpenAIのGPT-6 Solとどちらを使うかは、別の記事で判断材料を並べています。
思考|オフにはできず、いちばん軽い設定は「between_tools」
Sonnet 5.5の思考(thinking)は、必要に応じて考える量を変える「Adaptive」で、既定でオンです。APIでSonnet 5のようにdisabledを指定して思考を切ることはできなくなり、代わりにbetween_toolsという、いちばん軽い設定が用意されました。答える前にまとめて考える工程を省く設定です。Opus 5.5のような「常時オンで切れない」扱いではなく、事前の思考を省くところまで軽くできる点が違います。
Claude Codeでも、思考をオフにする従来の設定(MAX_THINKING_TOKENS=0など)はSonnet 5.5には効きません。考える深さは、次のeffortで調整します。
effortの既定値|APIはhigh、Claude Codeとアプリはmedium
effortは、モデルがどれくらい深く考えてから答えるかを決める設定で、low・medium・high・xhigh・maxの5段階があります。Sonnet 5.5では、既定値が使う場所によって違います。APIで使う場合はhigh、Claude Codeとアプリではmediumです。発表ページ・モデル概要・Claude Codeのドキュメントのいずれも、この書き分けです。「既定はhigh」「既定はmedium」という説明が両方出回っているのは、このためです。
また、レベルの中身が再調整されたため、同じhighでもSonnet 5と同じ量の思考にはなりません。公式の移行ガイドは、effortを測り直すことを推奨しています。Claude Codeには、設定ファイルの書き方によっては以前のeffort設定がSonnet 5.5に効かない落とし穴もあり、私も手元の計測の1回目で実際に踏みました。選び方と設定方法は専用記事で解説しています。
安全面|Sonnetとして初めてサイバー用のセーフガードを搭載
Sonnet 5.5はサイバーセキュリティ関連の能力がOpus 5並みに上がったため、Sonnetとして初めて、Opus 5.5と同様のサイバー用セーフガード(安全のための仕組み)が入りました。日常の開発でバグを見つけて直す作業には影響しない、と公式は説明しています。一方で、リスクの高いサイバーセキュリティ作業を頼むと、目に見える形でSonnet 5に切り替わります。セキュリティ業務でSonnet 5.5を使う予定の方は、この点を前提にしておく必要があります。
ほかに、推論の中身を抜き出して別のモデルの学習に使うこと(蒸留)を防ぐ安全分類器も、Sonnetとして初めて搭載されました。大半の開発者は変化に気づかないとされています。生物学系のセーフガードはSonnet 5と同じです。
どんな仕事に向くのか|公式は「範囲がはっきりした日常の仕事」
Anthropicは発表ページで、Opus 5.5とSonnet 5.5の役割を次のように分けています。
- Opus 5.5:慎重な判断が要る複雑な仕事
- Sonnet 5.5:範囲がはっきりした日常の仕事、バグ修正、仕上がりの良い文書・スライド・スプレッドシートの作成
AIで事業を回している非エンジニアの方向けに言い換えると、「何を直すか・何を作るかが最初から決まっている仕事」がSonnet 5.5の得意分野です。たとえば、指示がはっきりした画面の修正、決まった型に沿ったスライドや表の作成、原因の見当がついている不具合の修正などです。逆に、何から手をつけるかを考える設計や、原因の分からない不具合の調査は、Opus 5.5に任せるほうが安心です(この言い換えは、公式の説明をもとにした私の整理です)。
資料作りについては、上場企業の決算資料などから10枚の業績レビューを作らせたAnthropicの社内テストで、専門家2人が初稿を「そのまま送れる」と判定した、と発表されています。

注意したいのは、公式が「まずSonnet 5.5を使え」とは言っていない点です。モデル一覧の案内は「迷ったら大半の用途はOpus 5.5から」のままです。effortをmaxにすればいくつかの評価でOpus 5.5と同等になる一方、複雑な仕事ではOpus 5.5がはっきり強い、というのが公式の説明です。そのうえで、低いeffortで回すときにOpus 5.5を最もよく補い、1件あたりのコストが下がる、としています。
発表ページに載ったCreator社のコメントには、「Opus 5.5が設計の骨組みを決めれば、実装はSonnet 5.5に任せられる」というものもあります。全部をどちらか1つに寄せるより、仕事の種類で分担するのが現実的です。どの仕事をどちらに回すかは、単価と手元の計測も含めて専用記事で整理しています。
Opus 5.5そのものの全体像と、前世代でのSonnet 5とOpusの比較は、それぞれ既存の記事にまとめています。
どこで使えるのか|claude.ai・Claude Code・API
Sonnet 5.5は、claude.ai(Web・iOS・Android)では無料のFreeプランを含めて誰でも使えます。ただし、Freeプランの既定モデルがSonnet 5.5に切り替わったかどうかは、2026年9月29日時点で公式に明記されていません。Claude Codeではv2.1.284以降で使え、APIはAnthropicのClaude Platformのほか、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWSから利用できます。プランごとの条件と月額は、先ほど紹介した料金とプランの記事で確認してください。
APIで使っている方へ|Sonnet 5のコードでは400エラーになる変更が5つ
APIでシステムに組み込んでいる方は、Sonnet 5向けのコードのままモデル名だけ差し替えると、400エラー(リクエストの形が受け付けられないというエラー)になる変更が5つあります。
- thinkingを
disabledで切れない(代わりにbetween_toolsを使う) - ツールの強制指定(
tool_choiceのany・tool)が使えない - 思考ブロックがモデルと会話に紐づき、2026年8月31日以降に作られたアカウントでは、履歴を書き換えて再送すると400になる
- Claude APIとGoogle Cloudで、旧版のcomputer use(画面操作)ツールが使えない
- advisorツールで、Sonnet 5などの旧モデルを助言役にできない
Claude Codeを使っているなら、対象のプロジェクトで/claude-api migrate this project to claude-sonnet-5-5と頼めば、対象範囲を確認してから書き換え、手で確認すべき項目のチェックリストまで出してくれます。Managed Agentsを使っている場合は、モデル名を変えるだけで済みます。
エラーにはならない変化もあります。ツール呼び出しの合間の長めのメモが通常の文章ではなく思考のブロックとして返るようになり、既定では中身が空になるため、途中経過を画面に表示していたアプリは静かになります。エラー文ごとの対処は、使えないときの確認手順の記事で扱っています。
手元で測った結果|小さな課題ではSonnet 5との差が見えなかった
公式の主張を確かめるために、Opus 5.5の公開時と同じ課題で、私の手元でも測りました。環境はClaude Code v2.1.284(Maxプランのサブスクリプションで認証)、MacBook Airです。
課題は「日本の郵便番号(ハイフンあり・なし、全角数字、前後の空白を許容)を『123-4567』の形に整えるPython関数を1つ書き、doctest(関数の説明に埋め込む小さな動作確認)を5個つける」というものです。モデル自身が書いたdoctestをそのまま実行して合否を見ました。各条件3回ずつ実行し、中央値をとっています。
条件 | 所要時間(中央値) | 出力トークン(中央値) | 自分で書いたテスト | 費用(API単価換算) |
|---|---|---|---|---|
Sonnet 5(high) | 8.9秒(8.8〜10.2) | 408(395〜412) | 3回とも合格 | 約$0.022 |
Sonnet 5.5(medium=Claude Codeの既定) | 8.5秒(8.2〜9.0) | 439(415〜442) | 3回とも合格 | 約$0.020 |
Sonnet 5.5(high) | 9.5秒(8.9〜9.6) | 505(406〜523) | 3回中2回合格 | 約$0.020 |
Opus 5.5(medium=Claude Codeの既定) | 15.3秒(12.4〜16.3) | 1,114(820〜1,155) | 3回とも合格 | 約$0.032〜0.039 |
※カッコ内は3回の幅です。費用はClaude Codeが表示するAPI単価での換算で、サブスクリプション利用のため実際の請求額ではありません。各条件の1回目はキャッシュの書き込み分で高く出るため、2・3回目の値を載せています。
この課題では、Sonnet 5とほぼ同じだった
Sonnet 5.5(medium)とSonnet 5(high)は、所要時間が8.5秒と8.9秒、出力トークンが439と408で、目立つ差は出ませんでした。公式の「30%以上速い」「1件あたり最大30%安い」は、長く複雑な仕事での話と読むのが自然で、関数1つ程度の小さな仕事では差が見えにくいようです。
新しいモデルの効果は、発表の数字ではなく自分の実際の仕事で数回測って判断するのが確実です。ふだん頼んでいる作業を1つ選び、同じ指示を数回ずつ投げて見比べるだけでも十分な材料になります。
Opus 5.5よりは明らかに速く、軽い
同じmediumで比べると、Opus 5.5はSonnet 5.5の約1.8倍の時間(15.3秒と8.5秒)と、約2.5倍の出力トークン(1,114と439)を使いました。費用は約1.6〜2倍です。範囲のはっきりした小さな仕事なら、Sonnet 5.5のほうが待ち時間も費用も小さく済みます。
自分で書いたテストに、2回通らなかった
気になった点もあります。表に載せた分を含め、Sonnet 5.5は計12回(medium 6回・high 6回)実行し、そのうち2回、自分で書いたテストに自分のコードが通りませんでした。2回とも原因は同じ箇所で、テストには全角のマイナス記号「−」を入力として書いたのに、コード側でその記号を変換していなかったのです。Opus 5.5は計6回(medium 3回・xhigh 3回)すべて合格しました。
1種類の小さな課題を12回試しただけなので、「Sonnet 5.5は品質が低い」とは言えません。highに上げても1回起きたので、effortを上げれば必ず防げるとも言えません。実務での教訓は、Sonnet 5.5に任せるなら、書かせて終わりにせず、テストの実行まで頼むことです。Claude Codeなら「書いたらテストを実行して、通るまで直して」と一言添えるだけで済みます。間違えると困る処理は、Opus 5.5で確かめる、またはレビューさせるのも有効です。
よくある質問
Q. Sonnet 5.5は値下げされたのですか?
A. いいえ。単価は入力$2・出力$10で、Sonnet 5と同じです(2026年9月29日時点のAPI単価)。「最大30%安い」は、同じ仕事を少ないトークンで終えられる分を指す、1件あたりのコストについてのAnthropicの主張です。
Q. 無料プランでSonnet 5.5は使えますか?
A. 使えます。AnthropicのSonnet製品ページは「誰でもclaude.aiでSonnet 5.5と会話できる」としています。ただし、Freeプランの既定モデルがSonnet 5.5になったかどうかは公式に明記されていません(2026年9月29日時点)。
Q. Claude Codeを更新すれば、自動でSonnet 5.5になりますか?
A. なりません。v2.1.284以降でSonnet 5.5に対応しましたが、既定のモデルはOpus 5.5のままです。/model claude-sonnet-5-5で切り替え、/statusで確認してください。
Q. Sonnet 5.5があれば、Opus 5.5は要りませんか?
A. そうとは言えません。公式は「持続的な判断が要る複雑な仕事ではOpus 5.5がはっきり強い」としています。範囲がはっきりした仕事はSonnet 5.5、設計や難しい判断はOpus 5.5、という分担が公式の説明に沿った使い方です。
Q. Sonnet 5.5でfast modeは使えますか?
A. 使えません。fast modeはOpus系のモデルだけの機能です。Claude CodeでSonnet 5.5のまま/fastをオンにすると、モデルがOpusに切り替わります。
Q. thinking(思考)はオフにできますか?
A. オフにはできません。APIでdisabledを指定すると400エラーになります。いちばん軽いのは、答える前にまとめて考える工程を省くbetween_toolsです。
Q. Haiku 5.5はいつ出ますか?
A. Anthropicは「今後数週間のうちに」としています。2026年9月29日時点で、具体的な日付は発表されていません。
まとめ
- Claude Sonnet 5.5は2026年9月28日(米国時間)公開。Claude 5.5ファミリーの2番目のモデル
- 単価は入力$2・出力$10でSonnet 5と同じ(2026年9月29日時点)。「最大30%安い」は1件あたりのトークンが減った分の公式主張
- Claude Codeの既定モデルはOpus 5.5のまま。
claude-sonnet-5-5とフルIDで切り替え、/statusで確認する - 別名
sonnetは、手元のサブスクリプション環境ではまだSonnet 5を指していた - effortの既定値はAPIがhigh、Claude Codeとアプリがmedium。思考はオフにできず、いちばん軽いのは
between_tools - Sonnetとして初めてサイバー用セーフガードを搭載。リスクの高い作業はSonnet 5に切り替わる
- APIではSonnet 5のコードが400エラーになる変更が5つある
- 手元の小さな課題ではSonnet 5との差は見えず、テストに2回通らなかった。任せるならテストの実行まで頼む
新しいモデルは、発表の数字より、自分の普段の仕事で数回回してみた結果のほうが判断材料になります。範囲のはっきりした仕事からSonnet 5.5に回し、テストの実行まで任せて様子を見る、難しい判断が要る仕事はOpus 5.5に残す、という順番で試すのがおすすめです。
Sonnet 5.5を、Sonnet 5・Opus 5.5と実務で比べてみた。

Opus 5.5の半額で、同じ仕事はどこまで足りるか。同じ5つの仕事で測りました(全31ページ)
Sonnet 5.5は単価$2/$10で、Opus 5.5の半額です。LP・CSV集計・営業スライド・3D商品ページ・請求書の5つを、Sonnet 5.5・Sonnet 5・Opus 5.5に同じ条件で頼み、時間・費用・出来を全部並べました。正解のある課題は3モデルとも全問正解。差が出たのは、費用と作り込みと、細部の丁寧さでした。
- Opus 5.5 と同じ水準の作り込みを、Sonnet 5.5 がどれだけ安く終えたか
- Sonnet 5 から乗り換える意味はあるか——仕事別の早見表と判断フローつき
- 5つの仕事 × 3モデル=15本の実行記録を、時間と費用まで全件掲載
- 成果物そのものを3つ並べて比較(LP・スライド・回せる3D)
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