ヘルメット姿の現場監督の隣で、AIロボットが書類とタブレットを抱えて事務仕事を引き受けているイラスト
FOR CONSTRUCTION / 建設事業者向け

現場のあとの書類仕事、
AIで終わらせる。

日報、見積、写真の整理、元請への報告——
人が採れないなら、事務仕事そのものを減らす。 現場の「書く仕事」は、AIに任せられる時代です。

[01] THE PAPERWORK

人手不足の正体は、事務の多さでもある。

現場の人数は簡単には増やせません。でも、現場の人が事務に取られている時間は、いまのAIで減らせます。

PAIN .01

現場が終わってから、事務が始まる

日報・作業報告・写真の整理・元請への報告書。現場から戻った後の事務所仕事が、職人と監督の残業の正体です。

PAIN .02

見積のたびに、Excelと格闘している

拾い出し、過去見積の使い回し、単価表との突き合わせ。1件の見積に半日かかり、しかも作れる人が限られている——属人化の典型です。

PAIN .03

人が採れない。だから回らない

建設業界の慢性的な人手不足。若手も事務員も採れないなら、打ち手は2つです。事務仕事そのものを減らすことと、採用の入口を整えること。

[02] THE REALITY

人は増えない。残業もできない。

建設業の構造は、数字がはっきり示しています。現場の時間を増やす選択肢はもう残っていない——だから、事務の時間を減らすことに打ち手があります。

483万人建設業の就業者数

ピーク時(1997年・685万人)から約3割減。現場の人数は、もう簡単には増えません。

36.6%就業者の3人に1人が55歳以上

29歳以下はわずか11.6%。ベテランの引退が、技術と段取りの継承問題になっています。

2024年4月〜時間外労働の上限規制を適用

原則 月45時間・年360時間。「残業で回す」というやり方が、法律上できなくなりました。

出典: 国土交通省「国土交通白書」・建設業就業者統計(2023〜24年)。時間外労働の上限規制は働き方改革関連法により2024年4月から建設業にも適用(原則 月45時間・年360時間)。

[03] WHERE TO START

こんなことから、始められます

全部やる必要はありません。負担が一番大きい1つから。それぞれに「始め方と費用の目安」を添えています。

SCENE .01

日報が、帰りの車で終わる

現場を出る前に、スマホに向かって30秒話すだけ。「本日の作業、3階の左官仕上げ。午後から雨で外部は中断——」。AIが文章に整えて、日報の形で事務所に届きます。会社に戻ってから書く「今日の分」が、なくなります。

始め方: 1業務AI化(構築型)¥150,000〜
SCENE .02

「あの写真どこだっけ」が消える

撮りためた施工写真をアップするだけで、現場ごと・工程ごとにAIが自動分類。黒板の情報も読み取ってタグ化します。台帳や報告書のための写真探しに費やしていた時間が、そのまま返ってきます。

始め方: 1業務AI化(構築型)¥150,000〜
SCENE .03

見積の叩き台が、10分で出てくる

過去の見積と単価表をAIに読み込ませておけば、「◯◯小学校の外構、面積はこれくらい」と伝えるだけで叩き台が出てきます。ゼロから作らず、直して仕上げるだけ。「見積はあの人しか作れない」という属人化も、ここから崩せます。

始め方: レクチャー型 ¥50,000 + 構築型
SCENE .04

安全書類・提出書類の下書きを自動に

作業員名簿、安全衛生計画、施工体制台帳——元請ごとに様式が違っても、実際の様式のまま出力する形で仕組みを作ります。様式に業務を合わせるのではなく、様式ごと取り込むのが方針です。

始め方: 1業務AI化(構築型)¥150,000〜
SCENE .05

請求前の突き合わせを自動チェックに

日報のデータが溜まっていれば、出面と請求の照合は自動化できます。月末月初に事務所へこもる「締めの残業」を減らし、請求漏れも防ぎます。

始め方: 1業務AI化(構築型)¥150,000〜
SCENE .06

ベテランの頭の中を、若手が「聞ける」形に

工法の選び方、段取り、過去のトラブル対応。引退が近いベテランの知見をAIに蓄積しておけば、若手はいつでも「聞ける先輩」を持てます。人が減っていく中で、技術だけは残す打ち手です。

始め方: 月額顧問で伴走しながら蓄積
SCENE .07

求人原稿と現場ブログを、自社で回す

求人媒体の原稿、現場紹介の記事、施工事例のSNS投稿。外注していた「会社の見せ方」の下書きをAIで内製し、採用の入口を自分たちで育てられるようにします。

始め方: レクチャー型 ¥50,000
バラバラの書類の山をAIロボットが受け取り、整った書類に変換するイラスト

※ ここに挙げた仕組みは、介護・保育・ECなど他業種で実際に作って動かしてきた型の建設向け応用です。「記録→書類の自動化」はデイサービス施設で書類作成を月100〜150時間削減する形で実証しています(介護での事例詳細 →)。御社の業務でどれが一番効くかは、AI導入診断で優先順位をつけられます。

[04] COST

費用は、小さく始めて積み上げる。

いきなり数百万円のシステム開発から始める必要はありません。診断で効きどころを定めてから、効果を確かめつつ段階的に。各段は単発・縛りなしです。

経営者とAIロボットが値札つきの階段を見上げているイラスト
STEP 1AI導入診断¥20,000

60分のヒアリングで業務を棚卸しし、優先順位つきロードマップPDFを納品。ここだけで終えてもOK。

STEP 2AI環境構築パッケージ¥100,000

AIサービスの選定・契約支援・セキュリティと権限の設計・利用ガイドライン納品。約2週間。

STEP 31業務AI化(構築型)¥150,000〜

日報のAI化・見積の叩き台生成など、効果が一番大きい1業務の仕組みを構築・納品。

STEP 4業務システム フルパッケージ開発¥500,000〜

現場アプリ+管理画面のオーダーメイド開発。規模により〜¥1,500,000。補助制度の対象になり得ます。

RUNNING COST

運用後のランニングコストは、月1万円前後。

実際に運用中のオーダーメイドシステムの実測値です。かかるのはインフラの実費のみで、私たちへのマージンは乗せていません。

  • サーバー約¥4,000
  • データベース(自動バックアップ込み)約¥4,000
  • AI利用料約¥1,500
  • 合計(月)約¥10,000

見積の内訳・保守プランなど開発費用の詳細は開発サービスのページですべて公開しています。

[05] FUNDING

人手不足の投資は、補助金が後押しする

「省力化」はいまの補助制度の主戦場です。いずれも採択・支給を保証するものではありませんが、設計段階から補助を見据えることで実質負担は大きく変わります。

人手不足の省力化に直球

中小企業省力化投資補助金〈一般型〉

1/2〜2/3

人手不足の業務をオーダーメイドのシステムで省力化する投資が対象。従業員規模別に上限750万〜8,000万円。賃上げ要件あり(未達は返還リスク)。

福岡の建設会社なら第一候補

福岡県 生産性向上・賃上げ緊急支援補助金

2/3〜3/4

システム構築の委託料・ソフト改良費まで一本で乗る県の制度。賃上げ(30円〜)と“稼ぐ力”応援センターの伴走支援が要件。次回締切 8/17。

制度の詳細・実質負担の試算は補助金・助成金ガイドにまとめています。

[06] FAQ

建設の現場から、よく聞かれること。

職人はスマホもパソコンも得意ではないのですが、使えますか?

はい。現場側の操作は「話すだけ」「写真を送るだけ」まで削るのが私たちの設計方針です。文章化・整形・分類はAIが引き受け、職人さんの仕事のやり方は変えません。保育園では保育中にスマホへ話すだけで記録がデータ化される仕組みを実際に運用しています。

日報や報告書の様式は元請ごとに違うのですが、対応できますか?

実際に使っている様式のまま出力する形で作ります。介護施設の開発では、施設で使われていた記録フォーマットをそのまま再現してデジタル化しました。様式に業務を合わせるのではなく、様式ごと取り込むのが方針です。

費用はどのくらいかかりますか?

AI導入診断¥20,000から始められます。1業務の仕組み化は¥150,000〜、オーダーメイドのシステム開発はフルパッケージで¥500,000〜(規模により)。運用後のランニングコストは実測で月1万円前後です。

補助金は使えますか?

人手不足の省力化投資には中小企業省力化投資補助金(1/2〜2/3)、福岡県内なら生産性向上・賃上げ緊急支援補助金(2/3〜3/4)が候補になります。採択・支給を保証するものではなく、申請代行は行いません(設計と書類完備まで。申請実務は認定支援機関等と連携)。

まず何から始めればいいですか?

日報か見積のどちらか、負担が一番大きい1業務からをおすすめしています。AI導入診断(ヒアリング60分+ロードマップPDF)で業務を棚卸しすれば、どこから始めるべきかの優先順位がつきます。診断だけで終えていただいて構いません。

[07] HOW TO START

一度に全部、やりません

現場に新しい道具を一斉導入すると、必ず誰かが置いていかれます。小さく始めて、数字で効果を確かめてから広げるのが私たちの標準です。

STEP 1

AI導入診断

60分のヒアリングで業務を棚卸しし、「どの業務から・どの順で」を優先順位つきのロードマップPDFで納品(¥20,000)。

STEP 2

まず1業務だけ

日報か見積、負担が一番大きい方から。最初の仕組みを数週間で動かし、効果を数字で確かめます。

STEP 3

使う人を広げる

うまくいった型を他の現場・他の職人へ。「話すだけ」「送るだけ」の入口で、機械が苦手な人を置いていきません。

STEP 4

段階的に拡張

写真整理・報告書・請求前チェックへと、現場の声を聞きながら少しずつ。一度に全部は作りません。

進め方の全体像(環境構築→パイロット→定着→拡張)は導入の流れで公開しています。大規模なシステム開発を検討中の方は開発サービスへ。