2026/11/01AI業務効率化
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Muse Sparkはどこで使える?無料か・Wonderとの違い

Muse Sparkはどこで使える?無料か・Wonderとの違い

「Muse Sparkはどこで使えるのか」「無料なのか」「MuseとMuse Sparkは何が違うのか」——Metaの「Muse」は名前の付いたものが多く、調べるほど分からなくなります。

結論から言うと、Muse SparkはMetaのAIモデルの名前で、アプリの名前ではありません。個人が使うならMuseアプリ(日本は2026年10月23日から)かMeta AIアプリの中、開発者ならMeta Model APIとMuse Code、重みを手元で動かすなら、重みを公開した版のMuse Spark Openです。無料で使えるのはMuseアプリの無料プラン(使用制限付き)とMeta AIアプリで、Meta Model APIとMuse Codeは有料です。

株式会社Fyveは、中小企業の専属のAI担当として、どのAIツールを仕事に入れるかを決める手伝いをしています。この記事では、Metaの発表・開発者向けページ・ヘルプを開いて確かめたことと、利用者の報告を分けて、Museの名前が付いた製品とモデルを一覧にしました。情報は2026年10月31日時点です。

Muse Sparkはどこで使える?|個人・開発者・手元の3通り

Muse Sparkは、MetaのAI研究部門Meta Superintelligence Labsが作った大規模言語モデルのシリーズです。最初の版は2026年4月8日(米国時間)に発表され、その後1.1・1.2・1.3と版を重ねています。使うときは、次の3通りの入口のどれかを通します。

個人が使うなら|MuseアプリかMeta AIアプリの中

いちばん身近なのは、パーソナルAIエージェントのMuseアプリです。Metaは9月の発表で、Museを支えるモデルをMuse Sparkと説明しています。発表と一緒に公開した安全設計の記事では、Museの中で動く版をMuse Spark 1.3と書いています。日本ではiOS・Android・muse.aiの3つで、2026年10月23日から使えます。

もう1つは、以前からあるMeta AIアプリとWeb版のmeta.aiです。Metaは4月の発表で、Muse SparkがMeta AIアプリとmeta.aiで動いていると書き、7月29日の日本語の発表ではMeta AIの基盤のモデルをMuse Spark 1.1と説明しています。同じ発表に「機能の一部は、日本では現時点で未提供」ともあり、日本のMeta AIで今どの版が動いているかを示した公式の記述は見つかりませんでした。

開発者が使うなら|Meta Model APIとMuse Code

自社のアプリやシステムから呼ぶなら、Metaの開発者向けサービスのMeta Model API(dev.meta.ai)を使います。OpenAIのSDKで書いたコードの接続先を変えるだけで呼べる作りで、Muse Spark 1.1〜1.3を選べます。プログラムを書かせたいなら、ターミナルで動くコーディングエージェントのMuse Codeです。2026年9月2日のMuse Spark 1.3の発表には「Muse CodeとMeta Model APIで利用できる」とあります。

日本から使えるかは、Meta Model APIの地域の利用規定(2026年10月12日更新)が使えない地域を列挙していて、日本はその一覧に入っていません。ただし日本を名指しで「使える」と書いた公式の記述は無く、管理画面とヘルプは英語だけです。

重みを手元で動かすなら|Muse Spark Open(重みを公開した版)

2026年10月15日に公開されたMuse Spark Openは、Muse Sparkの重みを公開した版です。Metaは公開にあたって追加の安全学習をかけたと書いています。ダウンロードして、自社のクラウドや機械で動かせます。

Muse Sparkは無料?|無料で使える範囲と有料になるところ

「Muse Sparkを無料で使えるか」の答えは、個人向けのアプリなら無料で試せる、開発者向けは有料です。金額は2026年10月31日時点で各公式ページに出ていた米ドルの額で、税の扱いはどのページにも書かれていません。契約の前に、公式のページで最新の額を確かめてください。

入口

無料で使えるか

有料のとき

Museアプリ

使用制限付きで無料。上限に達したら、有料にするかリセットを待つ

Power 月20ドル(毎週5億Museトークン)/Maximum 月100ドル(毎週30億)(Metaヘルプ)

Meta AIアプリ・meta.ai

アプリはApp Storeで無料

有料プランの公式の説明は見つからなかった

Meta Model API

料金表に無料の枠は載っていない

muse-spark-1.3は入力100万トークンあたり1.25ドル・出力4.25ドル(公式の料金表)

Muse Code

料金のページに無料のプランは載っていない

月5ドル〜200ドルの4段。使った分だけ払う形も選べる

Muse Spark Open

多くの用途でライセンス料はかからない

動かす機械かクラウドの費用がかかる

Museアプリの無料プランで使われるモデルは、利用者の報告では Muse Spark で、有料の Power 以上では Muse Wonder になるという投稿が複数あります(投稿1・投稿2)。Museのヘルプにプランごとのモデルの違いは書かれていませんが、Metaは10月12日の発表で、Muse Wonderを近日中にMuseでも使い、まず購読者から広げる予定と書いています。

開発者向けで気をつけたいのは、安い代わりにデータを学習に使わせる区分があることです。Meta Model APIの料金表では、muse-spark-1.3に「製品の改善に使う」contributor版(入力100万トークンあたり0.10ドル・出力0.20ドル)と、「使わない」通常版(1.25ドル・4.25ドル)が並んでいます。Muse Codeのドキュメントによると、Muse Codeの購読は最初からcontributorモード(入力した内容をMetaの学習に使う代わりに、使える量が増える)になっていて、設定で切れます。社外秘の情報を扱うなら、通常版を選ぶかモードを切ってから使ってください。

Muse系の名前の一覧|アプリ・モデル・開発者向け・端末

Museの名前が付いたものを、アプリ・モデル・開発者向けのサービス・端末に分けて並べます。「日本で使えるか」は、公式の発表とページの記載で書いています。

名前

何か

誰向け

日本で使えるか

無料か

公式の出典

Muse

パーソナルAIエージェントのアプリ

個人

2026年10月23日から(iOS・Android・muse.ai)

無料プランあり(使用制限付き)

日本の発表

Muse Spark

MuseとMeta AIを動かすモデル(最新は1.3)

全員(入口はアプリかAPI)

入口による

アプリ経由なら無料で試せる

4月の発表

Muse Wonder/Wonder Full

10月12日発表の上位モデル

開発者(Museでは購読者から予定)

APIとMuse Codeは、使えない地域の一覧に日本が無い

有料

Wonderの発表

Muse Spark Open

重みが公開されたモデル(8,160億パラメータ)

開発者・自社で動かしたい会社

ライセンスに日本を除く記載は無い

多くの用途でライセンス料なし

公開の記事

Muse Glimmer

1枚のGPUで動く公開モデル(300億パラメータ)

開発者

重みを取得して手元で動かす

ライセンス料なし(Apache 2.0)

開発者向けページ

Muse Code

ターミナルで動くコーディングエージェント

開発者

使えない地域の一覧に日本が無い

有料(月5ドルから)

製品ページ

Muse Image/Muse Video

画像・動画をつくるモデル

個人・開発者

Muse ImageはMeta AIアプリ・meta.aiで使える

Meta AIアプリで試せる

日本の発表

Muse Charm

Museを持ち歩く専用の端末

個人

未発売。日本の発売は未発表

価格は未発表

Connectのまとめ

Meta AI

以前からあるMetaのAIアシスタント(別のアプリ)

個人

2025年11月25日から段階的に提供

アプリは無料

日本の発表

Muse Sparkはどこで使える?無料か・Wonderとの違いの解説図

同じMuse Sparkでも、どの入口を通すかで、料金も、データの扱いも、日本で使える範囲も変わります。

Muse系の違いを1つずつ

Muse|日本では10月23日から使えるエージェントのアプリ

Museは、メールの送信や予約、ブラウザでのフォームの入力などを、利用者の代わりに進めるアプリです。米国では2026年9月8日(米国時間)に公開され、日本は北米以外で最初の提供地域です。「Muse」と言えば、ふつうはこのアプリを指します。

始め方・できること・安全の仕組みは、こちらでまとめています。

Meta Museとは|日本は10月23日から・できることと安全の仕組み
AI業務効率化Meta Museとは|日本は10月23日から・できることと安全の仕組み

「まだアクセスできません」と出たときの確かめ方は、別の記事にしています。

Museが使えない|「Museにはまだアクセスできません」の確認順
AI業務効率化Museが使えない|「Museにはまだアクセスできません」の確認順

Muse Spark|Museを動かすモデル。版は1.3まで

Muse Sparkの版は、Metaの研究ブログの公開日で次のとおりです。どの版も、一度に読める文脈の長さは最大100万トークンです。

  • Muse Spark(2026年4月8日・米国時間):最初の版。Meta AIアプリとmeta.aiで動き始めた
  • Muse Spark 1.1(7月9日):エージェントの作業とコーディングを強化。Meta Model APIの公開プレビューもこの日に始まった
  • Muse Spark 1.2(8月5日):コーディング向けの改良。Muse Codeと同じ日に公開
  • Muse Spark 1.3(9月2日):長い作業とコーディングの改良。Muse CodeとMeta Model APIで提供

Muse Wonder/Muse Wonder Full|10月12日発表の上位モデル

Muse Wonderは、Metaが「これまでで最も高性能」と説明するモデルで、2026年10月12日(米国時間)に発表されました。さらに上のMuse Wonder Fullもあります。WonderはMeta Model APIとMuse Codeで使え、Wonder FullはMuse Codeの購読者だけが使えます(月50ドルのPower Usage以上)。

APIの料金は、入力100万トークンあたり4.00ドル、出力20.00ドルです(2026年10月31日時点・公式の料金表)。Muse Spark 1.3の通常版(1.25ドル・4.25ドル)と比べると、入力は約3倍、出力は約5倍です。

Muse Spark Open|重みが公開された一段下のモデル

Muse Spark Openは、2026年10月15日に重みが公開されたオープンウェイト(学習済みのモデルの中身を、ダウンロードできる形で配ること)のモデルです。総パラメータは8,160億で、Metaは「米国の研究所のオープンウェイトモデルとして最も高性能」と説明しています。上位のMuse Wonderは公開されていないので、Metaの最上位を開いたものではありません。

商用で使うときの条件(売上2,000万ドルの条件・表示の義務・禁止の用途)と経路ごとの費用は、こちらで条文に沿って整理しています。

Muse Spark Openとは|商用ライセンスの条件と使い方
AI業務効率化Muse Spark Openとは|商用ライセンスの条件と使い方

Muse Glimmer|1枚のGPUで動く小さな公開モデル

開発者向けのページには、もう1つの公開モデルMuse Glimmerがあります。300億パラメータで、ライセンスは商用でも使えるApache 2.0です。1枚の一般向けGPUかMacで動くとされています。公式の手順では、4ビットに圧縮したファイルが約17GBで、24GBのGPUメモリに収まると書かれています。

Muse Code|ターミナルで動くコーディングエージェント

Muse Codeは、2026年8月5日にベータとして公開されたコーディングエージェントです。Claude CodeやCodexと同じ種類の道具で、ターミナルからリポジトリを読み、変更を計画し、コードを書いて結果を確かめます。ドキュメントではmacOS・Linux・Windowsに対応しています。

Muse Codeの購読は、Museアプリとは別に、Metaのアカウントセンターで「Muse Code」を選んで申し込みます。18歳以上(または住んでいる国の成人年齢以上)が条件で、プランは4段です(2026年10月31日時点・米ドル・税の扱いは記載なし)。

  • Everyday Usage:月5ドル。Muse Spark・Muse Wonder・Muse Imageを使え、5時間ごとに10〜50回の依頼まで
  • High Usage:月15ドル。Everydayの5倍の量
  • Power Usage:月50ドル。Everydayの20倍の量。Muse Wonder Fullが使える
  • Maximum Usage:月200ドル。Everydayの80倍の量

購読せずに、Meta Model APIのキーで使った分だけ払う形も選べます。Museアプリの「Power」(月20ドル)とMuse Codeの「Power Usage」(月50ドル)は名前が似ていますが、別々の購読です。利用者の報告では、Everydayはすぐ上限に当たったという声もあります(投稿)。

Muse Image/Muse Video|画像と動画のモデル

Muse Imageは、2026年7月7日(米国時間)に発表された画像を作るモデルです。日本ではMeta AIアプリとmeta.aiで使え、InstagramストーリーズのAIエフェクトとWhatsAppでの画像生成は「日本では現時点で未提供」とされています。開発者はMeta Model APIから1枚0.01ドルで使えます。

動画のMuse Videoは同じ日に早期のプレビューとして紹介され、「クリエイターとMeta AIに近日提供」とされたまま、正式な提供の発表は見つかりませんでした。一方で、Museアプリの中で写真8枚からリール動画を作った、10秒の動画を作った、という日本の利用者の報告はあります(投稿1・投稿2)。Museアプリの中で画像・動画にどのモデルが使われているかを、Metaは説明していません。

Muse Charm|まだ発売されていない専用の端末

Muse Charmは、9月のMeta Connect 2026で紹介された、Museを持ち歩くためのポケットサイズの端末です。「詳細は今年後半にお知らせする予定」とされ、価格・発売日・日本での発売は2026年10月31日時点で発表されていません。

Meta AI|Museとは別の、以前からあるアシスタント

Meta AIは、Instagram・Facebook・Messenger・WhatsAppの中や、meta.ai、Meta AIアプリで使えるAIアシスタントです。日本では2025年11月25日から段階的に提供されています。MuseもMeta AIもMuse Sparkのシリーズで動くと発表されていますが、別のアプリで、App Storeにも別々に出ています。

目的別|Muse系のどれを使えばいいか

個人の雑務を任せたい → Museアプリ

メールの整理、予定の調整、毎朝の報告のような雑務を任せるなら、Museアプリです。無料のプランから始め、使用量の上限に当たるようになったら有料を考える順で足ります。Gmailやカレンダーとつなぐ前に、学習に使わせない設定とつなぐ範囲を決めておきましょう。質問への回答や画像づくりだけなら、Meta AIアプリで足ります。

開発に使いたい → Muse Code か Meta Model API

手元のコードを直させる・書かせるならMuse Code、自社のシステムからモデルを呼ぶならMeta Model APIです。まずはMuse Spark 1.3の通常版で試し、手順の多い作業だけMuse Wonderに切り替えると、費用を抑えられます。社外秘のコードを扱うときは、contributorの区分とモードを先に確かめてください。

Metaの開発者向けページによると、Muse Sparkは複数のAIモデルを1つの窓口で呼べるOpenRouterからも使えます。どの経路でモデルを買うかの考え方は、こちらで整理しています。

OpenRouterとは|AIモデルをどこから買うかの判断
AI業務効率化OpenRouterとは|AIモデルをどこから買うかの判断

社外にデータを出したくない → Muse Spark Open か Muse Glimmer

入力したデータをMetaにもAPIの提供会社にも渡したくないなら、重みが公開されたMuse Spark OpenかMuse Glimmerを、自社の機械か自社が契約するクラウドで動かします。

ただし、必要な機械の大きさがまったく違います。私たちの無人のAIジョブは、Mac mini(M1・メモリ16GB)で毎日動いています。この機械には、4ビット版でも約17GBあるMuse Glimmerは載りません。Muse Spark Openは圧縮版でも700GB以上のGPUメモリが要るので、なおさらです。手元で動かすなら、Glimmerは24GB以上のGPUメモリを持つ機械、Spark Openは自社が契約するクラウドが現実的です。

Muse系のよくある質問

Q. MuseとMuse Sparkは同じものですか

いいえ。Museはエージェントのアプリ、Muse Sparkはそれを動かすモデルの名前です。

Q. Muse Sparkは日本で使えますか

使えます。Museアプリ(2026年10月23日から)の中で動き、Meta AIアプリも日本語の発表でMuse Spark 1.1を基盤としています。Meta Model APIとMuse Codeは、使えない地域の一覧に日本が入っていません。

Q. Museアプリの有料プランで、Muse Codeも使えますか

Museアプリの購読にMuse Codeが含まれるという記述は、公式には見つかりませんでした。Muse Codeの購読は別に申し込む作りで、利用者の報告でも「Muse Codeは別枠の課金が必要」と書かれています(投稿)。

Q. Muse Wonderは無料で使えますか

Meta Model APIとMuse Codeでは有料です。Museアプリでは購読者から広げる予定で、利用者の報告でも無料プランはMuse Sparkです。

Q. 「Muse Open」とは何ですか

Metaの開発者向けページのモデル一覧に、「Muse Open」という名前はありません。Muse系で重みが公開されているモデルは、Muse Spark OpenとMuse Glimmerの2つです。

まとめ|Muse Sparkはモデル。使う場所は目的で選ぶ

Muse Sparkはアプリではなくモデルの名前で、個人ならMuseアプリかMeta AIアプリ、開発者ならMeta Model APIかMuse Code、データを社外に出したくないならMuse Spark OpenかMuse Glimmerを通して使います。無料で試せるのは個人向けの2つのアプリで、開発者向けと上位のMuse Wonderは有料です。

仕事で使うなら、入口によってデータが学習に使われるかどうかが変わる点を先に確かめてください。株式会社Fyveでは、中小企業の専属のAI担当として、こうしたツールとモデルの選び方から導入後の運用までを引き受けています。

参照した一次情報

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