find-skillsとは|「〜のスキルある?」に答えて入れる使い方
「見積書を自動生成するスキルってないのかな」「PRレビューを手伝ってくれるスキル、誰か作ってないの?」——Claude Codeを使い込むほど、こう思う場面が増えていきます。
結論から言うと、この「探して入れる」という作業自体を代行してくれるスキルが存在します。find-skillsというスキルで、「〜のスキルある?」という質問に対して、実在するスキルを検索し、インストールコマンドまで提示してくれます。
株式会社Fyveでは、このfind-skillsを実際にClaude Code環境へ導入し、SKILL.mdの中身と挙動を確認しました。この記事では公式の紹介文をなぞるのではなく、実際に読んだ内容だけをお伝えします。
find-skillsとは|「Xのスキルある?」に答えるスキル
find-skillsは、次のような質問が来たときに起動するよう設計されたスキルです。実際に導入したSKILL.mdのdescriptionには、こう書かれていました。
Helps users discover and install agent skills when they ask questions like "how do I do X", "find a skill for X", "is there a skill that can...", or express interest in extending capabilities.
日本語で言えば「Xのやり方は?」「Xをやってくれるスキルある?」「こういう機能を追加したい」という会話の流れで、Claudeが自分から起動を判断できるように書かれています。
エンジンは「Skills CLI」(npx skills)
find-skills自体が検索エンジンを持っているわけではなく、内部ではSkills CLI(npx skills)というコマンドラインツールを呼び出しています。SKILL.md内の説明によると、これは「オープンなエージェントスキル・エコシステムのパッケージマネージャー」で、主なコマンドは次の4つです。
コマンド | 役割 |
|---|---|
| キーワードでスキルを対話的・検索的に探す |
| GitHub等からスキルをインストールする |
| 導入済みスキルの更新有無を確認する |
| 導入済みスキルをまとめて更新する |
ブラウザで一覧を見たい場合はskills.shから探すこともできます。
このSkills CLIはVercel Labsが公開しているオープンソース(MIT)のツールです。実際に導入コマンドを動かすと導入先候補として77種類のエージェント名が表示されました(2026年9月4日実測)。Claude Code以外にも幅広いエージェントに対応しており、エージェントごとに書き込み先のディレクトリを自動的に出し分ける仕組みで、Claude Codeなら.claude/skills/、Codex・Cursor・GitHub Copilotなら.agents/skills/、OpenHandsなら.openhands/skills/、Roo Codeなら.roo/skills/に配置されます。find-skillsが「探して入れる」だけの薄いガイドで済んでいるのは、この出し分けをCLI側がすでに担っているためです。
読者特典・無料ダウンロードClaude Codeを「素のまま」使うな無料でダウンロード →実際の使い方|4ステップ
SKILL.mdに書かれている手順は次の4段階です。
①何を探しているかを理解する
ドメイン(React・テスト・デザインなど)と、具体的なタスク(テストを書く・アニメーションを作る・PRをレビューするなど)を切り分け、そのタスクに対応するスキルが存在しそうかを判断します。
②検索コマンドを実行する
関連するクエリでnpx skills find [query]を実行します。SKILL.md内の例では、こう書かれています。
- 「Reactアプリを速くしたい」→
npx skills find react performance - 「PRレビューを手伝ってほしい」→
npx skills find pr review - 「変更履歴(changelog)を作りたい」→
npx skills find changelog
③候補を提示する
見つかったスキルは、名前・何をするか・インストールコマンド・詳細ページ(skills.sh)のリンクをセットで提示する形式です。SKILL.md内には、実際に次のような提示例が書かれていました。
vercel-labs/agent-skills@vercel-react-best-practiceshttps://skills.sh/vercel-labs/agent-skills/vercel-react-best-practices
④希望があればその場で導入する
ユーザーが導入を希望した場合は、次のコマンドで実行します。
npx skills add <owner/repo@skill> -g -y
-gはユーザー単位のグローバルディレクトリへのインストール、-yは確認プロンプトのスキップを意味します。

実際に検索してみた|「PRレビュー」で試した結果
説明を読むだけでなく、SKILL.md内の例と同じnpx skills find pr reviewを実際に手元で実行しました(2026年9月4日実測)。インストール数付きで、上位にはこのような候補が返ってきました。
スキル | インストール数 |
|---|---|
| 約50,300件 |
| 約24,400件 |
| 約2,800件 |
| 約1,700件 |
PyTorchやMiniMaxのような開発元自身が公開しているスキルも、個人開発者のスキルと同列に検索結果へ並ぶ点が実際に確認できました。インストール数は導入実績の目安として使えますが、常に変動するため、記事や資料に載せる場合は取得日を添えるのが安全です。
実際に導入してみた|インストール後に何が起きるか
検索するだけでなく、見つかったpytorch/pytorch@pr-reviewを実際にnpx skills addで導入し、手元のフォルダに何が作られるかを確認しました(2026年9月4日実測)。実行すると次の流れで進みました。
- リポジトリをクローンし、その中に含まれるスキルを検出(このリポジトリには16個のスキルが含まれており、その中から
pr-reviewを選択) - 導入先として77種類のエージェント(Claude Code・Codex・Cursor・GitHub Copilot・Gemini CLIなど)が候補として表示された
- 実体は
.agents/skills/pr-reviewに置かれ、Claude Codeからは.claude/skills/pr-reviewというシンボリックリンク経由で参照される形になっていることを確認 - 最後にセキュリティリスクの簡易判定(Gen/Socket/Snykの3種の評価)が自動で表示され、「Review skills before use; they run with full agent permissions.(使う前に中身を確認してください。スキルはエージェントの権限をフルに使って実行されます)」という注意書きが出た
実際に確認できた重要な点は2つです。1つは、Claude Code用に別途コピーを作るのではなくシンボリックリンクで参照を共有する仕組みになっていること。もう1つは、スキルはコード実行と同等の権限で動くため、導入前にリスク評価と中身の確認が案内されることです。知らない配布元のスキルを入れるときは、この注意書きを読み飛ばさないことをおすすめします。
検索クエリの参考カテゴリ
SKILL.mdには、検索時に参考にすべきカテゴリの一覧も含まれていました。
カテゴリ | クエリ例 |
|---|---|
Web開発 | react, nextjs, typescript, css, tailwind |
テスト | testing, jest, playwright, e2e |
DevOps | deploy, docker, kubernetes, ci-cd |
ドキュメント | docs, readme, changelog, api-docs |
コード品質 | review, lint, refactor, best-practices |
デザイン | ui, ux, design-system, accessibility |
生産性 | workflow, automation, git |
検索がうまくいくコツ
- 「testing」だけより「react testing」のように具体的なキーワードにする
- 「deploy」で見つからなければ「deployment」「ci-cd」など言い換えを試す
vercel-labs/agent-skillsやComposioHQ/awesome-claude-skillsなど、よく使われる配布元も候補として押さえておく
MCPサーバー自身が導入コマンドとして案内している例
npx skills addは、find-skillsが内部で呼ぶコマンドというだけでなく、他のツール開発元が自分たちのセットアップ手順として直接案内しているケースもあります。私たちが日常的に使っているfreee会計のMCPサーバーやSupabaseのMCPサーバーは、どちらも接続時の案内文に次のように明記していました。
- freeeのMCPサーバー:「詳細ガイドはfreee-api-skill skillを参照。skillが未インストールの場合は
npx skills add freee/freee-mcpで追加」 - SupabaseのMCPサーバー:「Install the Supabase agent skill for critical development and security guidance:
npx skills add supabase/agent-skills」
つまりnpx skillsは、find-skillsのようなスキル検索の裏側だけでなく、外部サービスのMCPサーバーが「自分の使い方はこのスキルを入れて読んでください」と案内する標準的な配布経路としても定着しつつある、というのが実際に確認できたことです。
見つからなかったときの挙動
該当するスキルが見つからない場合、find-skillsは次の順で対応する設計になっています。
- 該当するスキルが無かったことを正直に伝える
- そのタスク自体はClaudeが直接手伝えることを提案する
- もし頻繁に発生する作業なら、
npx skills init my-xyz-skillで自分のスキルを新規作成することを提案する
「無ければ諦める」ではなく「無ければ自分で作る」という次の一手まで案内してくれる設計です。自分でスキルを作る手順は、Anthropic公式のskill-creatorで詳しく解説しています。
「選び方」との違い
似たテーマに「どのスキルを業務で使うべきか」という判断軸を扱った記事もありますが、あちらはすでに知っているスキル群からどれを選ぶかという判断の話です。find-skillsは一歩手前、まだ存在すら知らないスキルを検索して見つけるという探索の話にあたります。両方読むと迷いにくくなります。
Claude Codeに最初から使えるスキルの一覧は、こちらにまとめています。
よくある質問
Q. find-skills自体は何かをインストールしないと使えませんか。
find-skillsはClaude Codeで使うスキルの1つです。本記事は、このスキルを実際に導入した環境で挙動を確認して書いています。手元の環境にまだ無い場合は、他のスキルと同様にプロジェクトやユーザーのスキルディレクトリに配置する形で使えます。
Q. npx skills findとGitHub検索、何が違いますか。
GitHub検索は個々のリポジトリを自分で探して中身を読む必要がありますが、npx skills findはエージェントスキルという型式に絞って横断検索し、その場でインストールコマンドまで提示してくれる点が違います。探す手間とインストール先の判断(エージェントごとに書き込み先ディレクトリが違う)をCLI側が肩代わりします。
Q. インストールしたスキルは自動更新されますか。
自動更新はされません。SKILL.md内の説明ではnpx skills checkで更新の有無を確認し、npx skills updateで手動更新する運用になっています。
Q. 試しに入れてみて、やっぱり不要だった場合はどうしますか。
Skills CLIには削除用のコマンドも用意されています。導入前に迷っている段階なら、まずnpx skills findで候補を眺めるだけにとどめ、実際に使うと決めたものだけaddする、という順番にすると手戻りが少なくなります。
導入時に見ておきたい注意点
実際にnpx skills addを動かして分かったとおり、インストールの最後には毎回セキュリティリスクの簡易判定が表示され、「スキルはエージェントの権限をフルに使って実行される」という注意書きが出ます。スキルはSKILL.mdの指示文だけでなく、同梱のスクリプトを実行できる場合もあるため、次の2点は導入前に確認しておくと安心です。
- インストール数や配布元(公式アカウントか、個人の公開リポジトリか)を確認する
- 表示されるリスク評価(Gen/Socket/Snykなど)に「Med Risk」以上の表示が出た場合は、中身のスクリプトに目を通してから使う
まとめ|find-skills活用チェックリスト
- 「〜のスキルある?」「Xのやり方は?」という聞き方で、find-skillsが起動する余地がある
- 内部で動いているのはVercel Labs製のSkills CLI(
npx skills) - 検索は
npx skills find [query]、導入はnpx skills add <owner/repo@skill> - キーワードは具体的に。見つからなければ言い換えを試す
- 見つからなければ、Claudeに直接頼むか、
npx skills initで自作する道もある - 導入後の更新は自動ではないため、
npx skills checkを定期的に使う
私たちは中小企業のAI活用に月額で伴走する中で、こうした周辺ツールの実際の挙動を確認したうえでご案内しています。「入れてみたけどよく分からなかった」を減らすのも、伴走の一部です。
Claude Codeを「素のまま」使うな

設定で差がつく——CLAUDE.md・権限・スキルの実物を公開(全24ページ)
素のClaude Codeは"優秀な新入社員"。仕事を教えるほど、自分専用になります。覚えさせる4点セット——会社の説明書(CLAUDE.md)・権限の柵・手順書(スキル)・フォルダの地図——を、1人会社の実運用からコピペで使える型つきで公開します。
- そのまま書き換えて使えるCLAUDE.mdの型
- お金と送信をAIに触らせない「3段階の柵」
- 1回教えたら何度でも動く、手順書のコピペ雛形
- AIが迷子にならないフォルダ構造の3原則
メールアドレス登録で他にも様々な資料を閲覧できます








+3PDF 12点・合計305ページ + すぐ使えるzip素材 3点
どれも登録後の受け取りページから、まとめてダウンロードできます。
毎週金曜の無料ニュースレター「まるごとAI経営」の購読特典です。メール登録後すぐ、受け取りページのご案内が届きます。そこにはこの資料に加えて、過去の特典もすべてまとめて置いてあります。あわせて、AI活用に関するお知らせやお役に立てそうなご案内をお送りすることがあります。解除はいつでも1クリック。
御社の業務に合わせたClaude Code導入支援
「AIツールを導入したが、現場で使われない」を終わらせる。
業務課題のヒアリングから設計、ハンズオン実践、運用定着まで一貫して支援します。