アカウントの名義は御社に
ソースコード(GitHub)・ホスティング(Vercel等)・データベース・ドメインは、御社名義、または御社へいつでも移管できる形で構築します。
御社のデータを学習に渡さない。見える人を役割で分ける。データは決めた場所に貯まる。いつ誰が何をしたかが追える。 既製のAIサービスを使うときも、御社専用に作るときも、この4つを先に決めてから業務に載せます。

「うちはここまで考えて進める」を、最初にお約束します。既製のサービスを使う場合も、御社専用に作る場合も同じです。
使うサービスも、作る仕組みも、入力を既定で学習に使わない法人向けの契約形態だけを選びます。個人向けプランのまま業務データを入れる状態は作りません。
アカウント・ドメイン・データ、作った場合はソースコードも、名義と管理権は御社側に設計します。「任せたのに手元にない」状態を作りません。
誰が何を見られて、何をできるかを最初に決めます。既製のサービスでは、この権限設計がそのまま「AIが見える範囲」になります。全員が全部を触れる状態にはしません。
操作履歴・変更履歴が、後から追える形で保存されます。「いつ誰が変えたか」が分からない状態を作りません。
Microsoft 365のCopilot、Google WorkspaceのGemini、ChatGPT、Claude。 どれを使う場合でも、学習に使われないか・AIが見える範囲はどう決まるか・データがどこに保存されるかの3つを先に固定してから業務に載せます。 各社の仕様は変わるので、御社の案件では棚卸しのときに最新の記載を確認し、見積書に書きます。
法人向けのプランは、既定で「入力を学習に使わない」と各社が公式に明記しています。私たちは、この記載がある契約形態だけを選びます。個人向けプランのまま業務データを入れる、という状態は作りません。
ここが会社ごとに違います。Microsoft 365とGoogle Workspaceは「その人のアクセス権限=AIが見える範囲」。ChatGPTとClaudeは「つないだ先だけ」。前者は権限設計、後者は接続の許可設計が要点になります。
M365とGoogleは保存先を自前で持ちます。ChatGPTとClaudeは持たないので、GoogleドライブやSharePointを保存先として外付けします。どこに何が貯まるかを決めてから使い始めます。
ChatGPTは、個人アカウントで作った接続を業務で共有すると、呼び出した全員にその接続が見える旨を公式が警告しています。誰がどのアカウントで何につないでよいかを、導入時にルールとして決めます。
出典は各社の公式ページ(Microsoft Learn 2026-07-09/Google Workspace ヘルプ 2026-08-26/OpenAI 2026-07-09/Anthropic 2026-09-04 時点の記載)。 どのサービスが御社に合うかは、いま何に乗っているかで決まります。すでにM365かGoogle Workspaceを使っている会社は、まずそこが最短です。
オーダーメイドで作る場合は、基盤の選定から通信と保存の扱いまで、設計段階で固定します。
AIを組み込む場合、基盤選定の起点は「入力を学習に使わない」が既定で担保されているかどうかです。例えばAzure OpenAIは、入力・出力がOpenAI社に一切渡らず、Microsoftの管理環境内で処理されます(契約・規約による担保)。
通信は暗号化(TLS)で保護し、保存するデータもAES-256水準の暗号化で扱います。
氏名・連絡先などの個人情報を、AIに送信する前に取り除く設計(PIIマスキング)が可能です。
APIキー等の秘密情報はソースコードに直接書かず、専用の管理機構(シークレット管理)で保護します。
開発会社に依存し続ける状態を、最初から作りません。
ソースコード(GitHub)・ホスティング(Vercel等)・データベース・ドメインは、御社名義、または御社へいつでも移管できる形で構築します。
弊社は運用に必要な権限のみ(最小権限)で関わります。担当交代・退職時のアカウント無効化手順も、あらかじめ整備します。
引き継ぎ資料と構成情報を整備し、将来、保守を他社へ移す・社内で引き取ることもできる状態を保ちます。特定の開発会社に囲い込まれない(ベンダーロックインを作らない)ことを設計方針とします。
実際に、リポジトリの譲渡とお客様側でのホスティング運用への移行を、手順として整備しています。
「守るべきもの」は、契約の条文ではなく設計と運用で守ります。
参考にしている型: 3コピー・2種類の媒体・1つはオフサイトに保管する「3-2-1ルール」(米CISA等が案内する標準)。IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版も、世代管理と物理的な隔離を推奨しています。
実務では、マネージドデータベースの自動バックアップ機能(日次バックアップや特定時点への復旧)を組み合わせて設計します。保持日数や復旧の粒度はサービス・プランによって異なるため、契約前に確認したうえで設計します。

電子取引データ(請求書・見積書等のやり取り)は、2024年1月から電子のまま保存することが完全義務化されています(紙に出力しての保存は認められません)。見積・請求・受発注データを扱うシステムは、設計時に以下を組み込みます。
法人の帳簿書類は原則7年(繰越欠損金がある事業年度は10年)。消さない設計(論理削除・アーカイブ)にします。
訂正・削除の履歴が残る仕組みにします(電子帳簿保存法の真実性要件の一つに該当します)。
取引年月日・金額・取引先の3項目で検索できる、または税務職員の「ダウンロードの求め」に応じられるCSV等の一括出力に対応します。
※ 売上高5,000万円以下の事業者は、ダウンロード対応で検索要件が免除される緩和があります。
監査証跡として、「誰が・いつ・何を(作成/変更/削除)したか」の記録に加え、改ざんできない保存方法と、保存方針の明文化まで含めて設計します。税務上の最終的な判断は、御社の顧問税理士にご確認ください。弊社は税務の専門的な助言を行う立場ではありません。
税務署に「このデータを7年分そのまま出してください。いつ誰が直したか教えてください」と言われたとき、
システムが黙って応えられるか。
これらは追加費用のオプションではありません。プロジェクトと月額の中に、最初から入っています。
| 論点 | 対応モジュール | どこに入るか |
|---|---|---|
| ログイン認証・権限の分離 | プロジェクト(デジタル基盤づくり/業務AI化)の中 | プロジェクト費に込み |
| データの分離とアクセス制御 | 同上。設計時に決めて見積書に明記 | プロジェクト費に込み |
| 自動バックアップ・脆弱性と更新の監視 | 月額(保守 ¥70,000〜) | 月額に込み |
| アカウント台帳・二要素認証・保管ルール | 月額(専属AI担当 ¥200,000)のIT担当 | 月額に込み |
いくらかかるかは料金ページにすべて書いています。 個別の金額は、業務棚卸し(¥20,000)でお渡しするロードマップで確定します。表示価格はすべて税別です。
自動的にではありません。クラウド事業者が守るのは基盤(設備・OS等)までで、データの守り方(バックアップの設定・アクセス権限・暗号化の適用)は利用者側の責任範囲です(責任共有モデル)。ここを弊社が設計・運用まで含めて担います。
個人向けの無料版は、入力が学習に使われる可能性があります。法人向けのプラン・APIであれば、既定で学習に使わない契約になっているのが一般的です。御社の利用状況に応じたプラン選定は、無料相談で個別にご案内します。
コード・アカウント・ドメイン・データは御社名義、または御社へいつでも移管できる形で構築しています。引き継ぎ資料も整備するため、他社への移行や社内での引き取りも可能な状態を保ちます。
取引年月日・金額・取引先で検索できる、またはCSV等で一括出力できる設計にしておくため、求めに応じて必要なデータを取り出せます。最終的な対応方法は御社の顧問税理士にご確認ください。