review-contract|契約書の論点を洗い出すスキル
「相手から届いた契約書、どこを見ればいいのか分からない。でも社内に法務担当はいないし、弁護士に頼む前に、自分で論点だけでも押さえておきたい」——契約の前日に、そう感じたことがある人は多いはずです。
結論から言うと、review-contract(レビュー・コントラクト)は、Claude Codeに契約書を条項ごとに点検させるための、Anthropic公式のスキルです。自社の基準(プレイブック)を書いたファイルを置くと、その基準との差を緑・黄・赤の3段階で出し、直し案と交渉の進め方まで返します。基準を置かなくても動きますが、私が試した範囲では、基準がないときの出来はスキルなしとほぼ同じでした。
株式会社Fyveは、Claude Codeのスキルを実際に入れ、架空の会社の仕事で試した結果だけを書いています。この記事も、仕込んだ問題が5つある契約書を、スキルあり・なし・基準ファイルありの3条件で点検させた記録が中心です。なお、この記事は法的な助言ではありません。契約書の判断は、使う前に弁護士などの専門家に確認してください。
review-contractとは|契約書を自社の基準に照らして点検する公式スキル
review-contractは、Anthropic社がGitHubで公開している anthropics/knowledge-work-plugins というリポジトリの中の legal(法務)プラグインに入っているスキルです。2026年10月21日時点で、このリポジトリのスター数は30,869、ライセンスはApache-2.0でした。legalフォルダの最新の変更は2026年10月20日(米国時間)のコミットで、プラグインのバージョンは1.3.0です。
legalプラグインには、review-contractを含めて9本のスキルが入っています。契約書の点検のほかに、秘密保持契約(NDA)の仕分け(triage-nda)、取引先との既存契約の確認(vendor-check)、電子署名への送付準備(signature-request)などです。READMEは、このプラグインを「社内の法務チーム向け」で「主にCowork(Anthropicのデスクトップ版)向けに作られ、Claude Codeでも動く」と説明しています。
review-contractの説明書(SKILL.md)は約17KBで、付属のスクリプトはなく、手順だけが書かれています。やることは次の5つの流れです。

- 契約書を受け取る:ファイル、URL、貼り付けたテキストのどれでも受け付けます
- 状況を聞く:どちらの側か(発注側・受注側など)、期限、気になる点、取引の背景を、点検の前に尋ねる手順になっています
- 自社の基準を探す:legal.local.md などの設定ファイルを探します。見つからなければ、「基準がなかった」と伝えたうえで、基準づくりを手伝うか、一般的な商取引の水準で進めるかを選ばせる手順です
- 条項ごとに旗を立てる:賠償の上限、補償、知的財産、個人情報、秘密保持、解除と更新、準拠法、支払い条件など、最低でも12の項目を見ます。基準に合えば緑、交渉の余地があれば黄、基準の外か重大なリスクなら赤(上申)です
- 直し案とまとめ:黄と赤の条項には、現行の文、修正案、相手に説明できる理由、優先度、断られたときの代案(フォールバック)を出します。最後に、全体のリスク、特に大事な3点、交渉の進め方をまとめます
一つ、日本の読者が知っておくべき点があります。READMEには、同梱の基準の例は米国の法律・地域(デラウェア、ニューヨーク、カリフォルニア)を前提にしていて、ほかの法域で使うなら、自分で基準ファイルを書き直す必要がある、と明記されています。説明書も英語で、米国の契約実務の言葉で書かれています。次の「試した結果」で書きますが、日本語の契約書を日本語で頼んでも、答えは日本語で返ってきました。それでも、基準は自分の国の実務に合わせて書く前提のスキルです。
仕事での使い道|こんな場面で役に立つ
契約書は、中小企業でも外注、取引、賃貸、業務委託、秘密保持と、あらゆる場面で出てきます。review-contractが向いている場面を、READMEと説明書の記載、そして私の試した範囲から挙げます。
- 外注先と結ぶ業務委託契約書の下書きの点検:どの条項が偏っているか、何が抜けているかを、重要な順に出させる(私が試した使い方です)
- 相手から届いた契約書の、返信前の論点出し:弁護士に見せる前に、気になる条項を整理しておく。弁護士に伝える材料になります(私が試した使い方の延長ですが、相手から届いた書類では試していません)
- 自社の基準に沿った点検の繰り返し:毎回「うちは賠償の上限は12か月分まで」のように基準を伝え直さず、基準ファイルに書いておく。担当者が変わっても同じ目線で見られます(基準を置いた実行を1回試しました)
- NDAの仕分け、取引先の契約状況の確認、電子署名への送付:同じプラグインの別のスキルの領分です。説明書にあるだけで、私は試していません
反対に、「この契約書は有効か」「この条項は違法か」を決めさせる使い方には向きません。説明書も、法律家が確認することを前提に、分析の補助として位置づけています。

review-contractの入れ方|READMEにある手順
READMEには、Claude Codeへの入れ方として、リポジトリをプラグインの配布元として登録してから、legalプラグインを入れる方法が書かれています。Claude Codeの画面ではなく、ターミナルで次の2行を順に実行します。
claude plugin marketplace add anthropics/knowledge-work-pluginsclaude plugin install legal@knowledge-work-plugins
基準を使いたいときは、legal.local.md という名前のファイルを作ります。READMEは、Claude Codeではプロジェクトの .claude/ フォルダに置くよう案内しています。READMEの例は、「損害賠償:標準は直近12か月分の上限、許容は6〜24か月分、上限なしは上申」のように、条項ごとに「標準」「許容」「上申」の3つを書く形です。
私が試した入れ方も書いておきます。私はこの2行を使っていません。自分の普段の環境には入れず、試し用のフォルダの .claude/skills/review-contract/ に、リポジトリのlegal/skills/review-contractをコピーして試しました。プラグインとして入れたときの呼び出し名などは、確かめていません。
必要なもの|追加の道具は要りませんでした
review-contractには、付属のスクリプトも、入れておく部品もありません。私のMacで追加したものは何もなく、Wordの契約書(.docx)は、Claude Code自身がMacに標準で入っているコマンド(textutilまたはunzip)で文章を取り出して読みました。PDFの契約書は、今回は試していません。
Claude Codeにこう頼む|スキル名は言わなくてよかった
私が試した頼み方は、次の1つです。スキルの名前は言っていません。
- 契約書の点検:「work/docs/contract-draft.docx は、うちの会社(甲)が外部のデザイン会社(乙)と結ぶ予定の業務委託契約書の下書きです。契約前に確認したいので、問題になりそうな条項を洗い出して、重要な順に、理由と直し案を教えてください。社内に法務担当はいません。」
型としては、「どのファイルか」「うちはどちらの側か」「何をしてほしいか(洗い出し・重要な順・理由・直し案)」「社内の事情(法務担当がいない)」を入れました。説明書には、最初に「どちらの側か」を聞くと書いてあるので、頼む文に先に入れておくと、質問のやり取りを省けます。
試した結果|架空の会社の業務委託契約書
ここからが実測です。試した会社は、架空の会社(手作り家具を売る従業員12名の会社)です。材料は、その会社が外部のデザイン会社と結ぶ予定の業務委託契約書の下書き(13条)で、私があらかじめ5つの問題を仕込みました。
- 第5条:甲だけが理由なく直ちに解除でき、乙は甲の承諾なしには解除できない
- 第8条:乙の損害賠償に上限がなく、逸失利益・間接損害・弁護士費用まで含む
- 第6条:成果物の著作権を全部譲渡させ、著作者人格権を行使しないとし、乙が元から持つ素材まで対象にする
- 第4条:自動更新で、解約の申し出は期間満了の1か月前まで
- 第9条:契約終了後5年間の競業禁止(日本国内)
実行の条件は次のとおりです。いずれも、Claude Codeを非対話で1回ずつ実行しました。
- スキルあり:スキルを置いた試し用フォルダで、上の依頼文を実行
- スキルなし:スキルを置かない別のフォルダで、同じ依頼文を同じ形式で実行(実行の記録にSkillの呼び出しがないことを確認)
- スキルあり+基準ファイル:スキルを置いたフォルダに、私が書いた基準ファイル(legal.local.md)を足して、同じ依頼文を実行
頼んだ文と、返ってきた答え

スキルの名前を言っていないのに、記録を見ると、最初にSkill(review-contract)が呼ばれていました。答えは、冒頭に「前提と注意」をまとめる形でした。内容は次のとおりです。
- 甲(発注側)として見ていること
- 基準(プレイブック)が見当たらなかったので、一般的な商取引の水準で見たこと
- 納期や、乙との関係は聞けていないので、分かれば優先順位が変わること
- 法的助言ではなく、署名前に弁護士へ確認してほしいこと
その後に、重要度の順で8つの指摘が並びました。1番目は納期・検収・業務範囲がないこと、2番目は第6条の著作権、3番目は第9条の競業禁止、4番目は取引の適正化に関する法律への適合、5番目は第8条の賠償、6番目は第4条・第5条の期間と解除、7番目は秘密保持と個人情報、8番目は細かい点です。直し案は、多くの条項で、差し替える文章そのものが示されていました。
説明書の手順では、状況を聞くことになっています。ただ、私の実行は非対話だったため、質問は出ませんでした。そのかわり、答えの冒頭で「聞けていません」と、前提の抜けを自分で書いていました。対話で使ったときに質問が出るかどうかは、試していません。
仕込んだ5つの問題は、どう拾われたか

3つの条件とも、5つの問題をすべて取り上げました。違いが出たのは、第4条の扱いです。
- 第5条・第8条・第9条:3つの条件とも、偏りの理由と、双方に解除権を持たせる、賠償は通常かつ直接の損害に絞って直近12か月分の委託料を上限にする、競業禁止は削除か期間中だけに限る、という直し案を出しました
- 第6条:3つの条件とも、第3項(乙が元から持つ素材まで譲渡させる)と、第三者の素材(フォント・ストック写真など)が権利を侵していないという保証がないこと、を指摘しました。第1項の「著作権法第27条・第28条の権利を含む全部譲渡」と、第2項の「著作者人格権を行使しない」は、うちが甲として頼んだため、どの条件も「甲に有利なので維持」と判断しました
- 第4条:スキルありで基準なしの実行は、「甲は第5条で即時解除できるので、拘束はほぼない。乙には受け入れにくい」と書き、問題としては重く扱いませんでした。スキルなしの実行は、「更新の通知を忘れると、もう1年続く」と注意を促しました。基準ファイルありの実行は、基準(解約の申し出は30日前まで)に合うので「緑」としました
「甲に有利」という判断は、頼み方によって変わります。乙の側として頼めば、同じ契約書の第5条・第8条・第9条は、ほぼすべてが自社に不利な条項になります。どちらの側か、を頼む文に入れる理由は、ここにあります。
基準ファイルを置くと、答えの形が変わった
3つ目の条件では、私が5項目だけ書いた短い基準ファイルを置きました。損害賠償、解除、著作権、契約期間・更新、競業禁止について、「標準」「許容」「上申(社長に確認)」を書いたものです。

この条件でも、スキル名は言っていません。依頼文は同じです。答えは、次のように変わりました。

- 各条項に、「赤・上申」「黄・要交渉」「緑」の旗が付きました。説明書の緑・黄・赤が使われたのは、基準を置いたこの条件だけです。基準なしの実行は、【最重要】【高】【中】という独自の重要度で並べました
- 条項ごとに「基準との差」が出ました(例:「基準は『双方が通常かつ直接の損害のみ、上限は直近12か月の委託料』。許容は6〜24か月分」)
- 直し案に、基準の数字を使ったフォールバックが付きました(例:「上限を24か月分(360万円)まで上げるのは基準の範囲内」)
- 終わりに「社長に先に上申する項目」「譲歩してよい点」が分かれて出ました
ここは正直に書いておきます。基準は、仕込んだ問題に合わせて私が書いたものです。そのため、「赤が4つ出た」こと自体は、スキルが問題を見つけた証拠にはなりません。見るべきなのは、基準にある数字(12か月・6〜24か月・30日前・1年)や、「上申」の線引きが、答えの判定とフォールバックに、そのまま使われていた点です。
数字で見る|時間・ターン数・費用
スキルあり(基準なし) | スキルなし | スキルあり+基準ファイル | |
|---|---|---|---|
発動 | 名前なしで自動 | — | 名前なしで自動 |
時間 | 71.2秒 | 82.8秒 | 63.8秒 |
ターン数 | 6 | 3 | 6 |
費用 | 約$0.16 | 約$0.15 | 約$0.13 |
出力トークン | 7,411 | 8,947 | 7,331 |
(費用は、各実行の記録に出た金額を丸めたものです。)時間も費用も、3つの条件で大きな差はありませんでした。説明書を読み込む分、スキルありはターン数が増えますが、答えが短く済んだ分、時間は相殺されたようです(これは推測です)。1回ずつの実行なので、回すたびに変わる範囲の差だと考えています。
スキルなしとの違い|入れると何が変わるか
いちばん知りたいのは「入れると何が変わるのか」だと思います。結論は、基準を置かないなら、出来はほぼ同じ。基準を置くと、答えが自社の基準に沿った形になるでした。

- 5つの問題の拾い方は同じでした。スキルなしも、納期・検収・業務範囲の欠落を1番目に挙げ、第6条第3項と第三者素材の保証、取引の適正化に関する法律、第9条、第4条・第5条、第8条の順で指摘し、直し案を示し、最後に「法的助言ではない」と書きました。「契約書の点検は、スキルがないとできない」わけではありません
- 周辺の指摘は、少しずつ違いました。スキルなしは、契約の開始日が近いので口頭で頼んだ作業の扱いを決めておくこと、押印と印紙、乙の適格請求書の登録、裁判所の書き方などにも触れました。スキルありは、これらには触れず、代わりに「先に①と②を乙と詰める、③は削除を伝える、⑤と⑥は譲歩の候補にする」と、交渉の順番を具体的に書きました(スキルなしの「進め方」は、社内でどこまで案を作り、最後に弁護士に短時間だけ確認してもらう、という内容でした)。どちらが優れているというより、見る角度が違う印象です
- スキルありは、前提の抜けを明記しました。「基準が見当たらなかった」「納期や関係は聞けていない」と書いたので、読む側が、この答えがどんな前提で作られたかを把握できます
- 基準を置いたときに、はっきり差が出ました。旗の判定、基準との差、基準の数字を使ったフォールバック、上申する項目の整理は、基準を置いたスキルありだけに見られました。ただし、基準の内容をスキルなしの依頼文に貼り付けた場合にどうなるかは、試していません。近い形になる可能性はあります
- 時間と費用は、ほぼ変わりませんでした(上の表のとおり)
つまり、毎回「うちの基準」で契約書を見たい人、複数の担当者で同じ目線をそろえたい人には、基準ファイルを書いて使う価値があります。逆に、1回限りの下見で、基準を書くつもりがなければ、スキルなしでも足ります。この比べは、各条件1回ずつです。何度か回せば細部は変わる可能性があります。一般化せず、「この材料ではこうだった」として読んでください。
なお、答えの中の法律に関する記述(取引の適正化に関する法律の名称・施行時期・資本金の条件など)は、私は正確さまで確かめていません。AIの答えをそのまま信じず、署名前に専門家に確認する前提で読んでください。
review-contractの安全確認|何を外に送り、何を実行するか
入れる前に、リポジトリのlegalプラグインの中身を読んで確かめました。review-contractは、SKILL.md1本だけで、付属のスクリプトはありません。
- 外部への送信:review-contractの中に、ネットワークへ接続するコードや、URLへ送る指示は見つかりませんでした。「URLで渡された契約書を読む」手順はありますが、読みに行く先は利用者が渡したものです
- 実行するコマンド:手順の中に、特定のコマンドを実行する指示はありません。答えを作る過程で、Claude Codeが契約書の文章を取り出すために、Macのコマンドを使いました(私の実行では、textutilとunzip)
- 認証情報:読み取る処理はありません。allowed-tools(使えるツールの制限)の指定も、hooks(自動で動く仕掛け)もありません(legalプラグイン全体を探しても見つかりませんでした)
- プラグインに事前設定された接続先:legalプラグインには .mcp.json があり、Slack・Box・Egnyte・Atlassian・DocuSignの接続先が書かれています。使うには利用者が自分で認証する前提で、私は1つも接続していません。同じプラグインの signature-request は、電子署名への送付までが手順に入っています(試していません)。プラグインごと入れるときは、どの接続先を許可するかを、自分で選んでください
- 契約書の中身の扱い:契約書の本文は、頼むたびにClaudeへの入力として送られます。相手との秘密保持契約で、第三者への開示が制限されている書類は、先に取り決めを確認してください
私が読んだ範囲では、説明と違う動きは見つかりませんでした。ただし、これは2026年10月21日時点の版についての確認です。更新のたびに中身は変わるので、新しい版に上げるときは、変更点の確認をおすすめします。
review-contractが向かない場面と、気をつけること
- 法的な助言ではありません。説明書もREADMEも、法律家の確認を前提にしています。この記事も同じです。署名の前に、弁護士などの専門家に確認してください
- 日本の契約実務に合わせた基準は、自分で書く必要があります。READMEの基準の例は米国の法律・地域が前提です。日本語の契約書でも動きましたが、基準を書かなければ「一般的な商取引の水準」で見られるだけです
- どちらの側か、で答えが変わります。頼む文に「うちは甲(発注側)」「うちは乙(受注側)」と入れてください
- 修正案の数字は、AIが置いた案です。「12か月分」「30日前」「2回まで」のような数字は、基準ファイルに書いていなければ、AIが一般的な水準として置いたものです。自社の事情で決め直してください
- Wordの変更履歴つきの修正ファイルは作りません。答えは文章で、差し替えの文章も本文の中に出ます。相手に返す修正版のWordを作りたいときは、「必要なら作る」と提案されるので、別の公式スキル(docx)の領分です
- 私が試していない範囲があります。対話で使ったときの質問の流れ、PDFの契約書、英語の契約書、相手から届いた契約書、プラグインとして入れたときの動き、NDAの仕分けなど他のスキル、CLM(契約管理システム)との連携は、試していません
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AIに契約書を確認してもらう方法を知りたい方は、こちらもあわせてどうぞ。
Claude Proで契約書チェック|公式プラグイン不要の実用解
自社の基準の作り方を知りたい方は、こちらです。
スキルの仕組みを知りたい方は、こちらです。
まとめ|review-contractを使う前のチェックリスト
review-contractは、契約書を自社の基準に照らして条項ごとに点検するための公式スキルです。私の試した範囲では、「契約書を点検して」と頼むだけで自動で選ばれ、仕込んだ5つの問題をすべて取り上げ、直し案まで出しました。ただし、基準を置かない限り、その出来はスキルなしとほぼ同じでした。基準を書いたときに、旗の判定・基準との差・フォールバックという、このスキルらしい答えになります。使う前に、次を確認してください。
- □ 点検したいのは、契約書の「論点出し」か(有効・無効の判断を任せようとしていないか)
- □ 頼む文に、うちは甲(発注側)か乙(受注側)かを入れたか
- □ 基準(損害賠償の上限・解除・著作権・更新・競業禁止など)を、自社の事情で書いたか。書かないなら「一般的な水準で見るだけ」と理解しているか
- □ 基準ファイルは、日本の契約実務に合わせて自分で書いたか(READMEの例は米国前提)
- □ 修正案の数字(期間・上限額・回数)は、AIが置いた案だと理解しているか
- □ 答えに出てきた法律の話は、署名前に専門家に確認するか
- □ 契約書の本文をClaudeに渡して差し支えないか(相手との秘密保持の取り決めを確認したか)
- □ プラグインごと入れるなら、事前設定された接続先(Slack・Box・DocuSignなど)を、自分で選んで認証するか
- □ 入れる前に、READMEと説明書の中身を自分でも見たか
「手元の資料を読み込む」のスキルは、ほかに2本を同じ架空の会社の材料で試しています。
仕事でAIを使う人が「絶対に」知っておくべき Claude Codeスキル TOP10

31本を実際に入れて、スキルなしと比べた結果つき(全28ページ)
スキルを入れても、Claude が急に賢くなるわけではありませんでした。31本を架空の会社の仕事で試し、同じ依頼をスキルなしでも検証して比べたうえで、導入する価値があった10本を仕事別にまとめています。
- 文章・スライド・図・数字・調べもの・契約書など、仕事別の10本
- 1本ごとに、スキルなしと比べた時間・費用・出来
- 実物の画面と、Claude Code にそのまま貼れる頼み方
- 外した5本の理由と、入れる前に確かめる4つのこと
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