Claude Startups申込みガイド|特典の受け取りまで
「Claude Startupsに申し込むと、Claude Teamが1年無料になって、APIのクレジットももらえるらしい。でも条件は何で、どこから申し込んで、どう受け取ればいいのか分からない」——そう感じて手が止まっている方は多いと思います。
結論から言うと、Claude Startupsの申込みはClaude Console(APIの管理画面)から行い、承認されるとClaude Teamの割引と1,000ドル分のAPIクレジットを受け取れます。ただし2026年10月10日時点では申込みが集中していて、承認されても全員が受け取れるとは限りません。
株式会社Fyveは、外部からの資金調達をしていない小さな会社です。この記事では、私が2026年10月7日に申し込み、一度は特典を外され、再審査を経て10月10日に特典の手続きを終えるまでの流れを、実際の画面つきで順に説明します。
Claude Startupsとは|何がもらえるのか
Claude Startupsは、Claudeを開発しているAnthropicが、設立まもない会社に向けて用意している支援プログラムです。2026年10月に対象が広がり、投資家から出資を受けていない会社も申し込めるようになりました。
承認されると使える特典は、次の4つです。内容は、私が承認後の画面と届いたメールで確認したものです(2026年10月7日〜10日時点・金額は米ドル)。
特典 | 内容 |
|---|---|
Claude Team | 12か月のあいだ、毎月の料金から625ドルまで割引。Teamプランを初めて契約する組織が対象 |
APIクレジット | 1,000ドル分。届いた日から6か月で失効 |
提携ツールの割引(Startup Stack) | 音声合成、データ分析、議事録などのツールの割引やクレジット。公式の案内では最大45,000ドル相当 |
技術相談 | Anthropicの技術チームに、設計や費用について相談できる時間 |
Claude Teamは、複数人でClaudeを使うための有料プランです。APIクレジットは、自分で作ったプログラムやアプリからClaudeを呼び出すときの利用料に充てられる残高です。

なお、Anthropicと提携している投資会社から出資を受けている場合は、その投資会社を通じて追加のAPIクレジットを受けられると案内されています。私たちは対象外なので、この記事では扱いません。

申込みの条件|資金調達をしていなくても対象
私が申し込んだ2026年10月7日時点で、公式のページに書かれていた条件は次のとおりでした。
- 会社の新しさ:設立から5年以内、または直近2年以内に資金調達をしていること(どちらか一方で足ります)
- 資金調達の有無:投資家からの出資は必須ではありません。自己資金だけの会社も対象です
- メールアドレス:会社のWebサイトと同じドメインのメールアドレスが必要です
- Claude Consoleのアカウント:申込みはConsoleにログインした状態で行います
私たちは設立3年目で、外部からの資金調達は一度もしていません。フォームの資金調達の欄は「Not yet raised(まだ調達していない)」を選び、そのまま承認されました。
事業の内容は、中小企業向けのAI導入支援と、自社で運営しているWebメディアです。製品を1つ作って売っている会社ではありませんが、対象になりました。ただし審査の基準は公開されていないので、どんな会社なら通るとは言い切れません。
条件は変わることがあります。申し込む前に、公式のページでその時点の内容をご確認ください。

申込みの手順|Claude Consoleから4ステップ
始める前に、次の5つを手元に用意しておくと、途中で止まらずに進められます。
- 会社のドメインのメールアドレス:会社のWebサイトと同じドメインのものです
- 会社のWebサイトのURLと、会社名の英語表記
- 設立した年と月
- Claudeで何を作っているかの説明:英語で500字以内にまとめたものです
- クレジットカード:承認後、Claude Teamの申込みで登録が必要になります
手順1:会社のメールでClaude Consoleのアカウントを作る
ブラウザでClaude Console(platform.claude.com)を開き、会社のドメインのメールアドレスで登録します。個人のGmailなどで作ると、「会社のWebサイトと同じドメイン」という条件を満たせません。
登録の途中で、「個人」で使うか「組織」で使うかを聞かれます。会社として申し込むので「組織」を選び、組織名には会社名を入れます。特典は、ここで作った組織に付きます。

続いて、APIをどう使うかの質問が出ます。日本以外の国でも使うか、社内向けか社外向けか、どんな目的で使うか、の3つです。

最後に、利用の決まりに関わる確認が2つあります。消費者に法律・医療・お金の助言をするために使うか、18歳未満を対象にしたサービスで使うか、です。どちらも自社の実態どおりに答えます。
手順2:申込みフォームを開く
Consoleにログインした状態で、Claude Startupsの申込みページを開きます。フォームは英語です。私が入力した項目は次のとおりです。
項目 | 入れる内容 |
|---|---|
First name/Last name | 申し込む人の名前(ローマ字) |
Company name | 会社名の英語表記 |
Job title | 役職(代表なら Founder & CEO など) |
Company website | 会社のWebサイト。メールアドレスと同じドメインのもの |
Country/City | 会社の所在地。Cityは任意 |
Industry(任意) | 選択肢から近い業種を選ぶ |
When was your company founded? | 設立した年と月 |
Latest funding round | 直近の資金調達。していなければ Not yet raised |
Investors(任意) | 出資を受けていなければ空欄 |
Where do you want support from Anthropic? | Anthropicに期待する支援を自由に書く欄。私は、技術面の相談とAPIのクレジットを希望すると英語で2文ほど書きました |
What % of your monthly AI spend is currently on Anthropic? | AIに使っている費用のうち、Anthropicの割合。選択式なので、実際に近いものを選ぶ |
What are you building on Claude? | Claudeで何を作っているか(500字まで) |
手順3:「何を作っているか」を500字以内で書く
いちばん時間がかかるのが、最後の説明の欄です。英語の半角で500字までという制限があり、長く書くと送信できません。
私は、実際にClaudeで作っているものを2つに絞って書きました。1つは中小企業向けのAI導入支援で、もう1つは、Claude Code(プログラムや文章の作業を任せられるClaudeのツール)で運営している自社のWebメディアです。メディアについては、公開している記事の本数も入れました。
- 実際に作っているものを書く:これからの構想ではなく、いま動いているものを中心にします
- 数字と固有名詞を入れる:記事の本数、サービスの名前、対象の業種などです
- 先に文字数を数える:下書きを別の場所で作り、500字以内に収めてから貼ります
手順4:送信して結果を待つ
私の場合は、申し込んだその日のうちに承認のメールが届きました。審査にかかる時間は時期によって違い、2026年10月10日時点の公式のページでは「1週間以内を目標に審査し、結果はメールで知らせる」と案内されています。
10月9日に起きたこと|特典の一時停止と再審査
ここからが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。承認された2日後、状況が変わりました。
2026年10月9日の昼、Anthropicは「申込みが数十万件に達し、需要を見誤った」として、Claude Teamの特典と1,000ドル分のAPIクレジットの提供を一時停止すると発表しました。Consoleの画面からは受け取りのボタンが消え、次の内容のメールが届きました。
- 特典の扱い:承認済みだった私たちのアカウントから、特典がいったん外されました
- 再審査:すべての申込みを審査し直し、受け取れるかどうかを改めて連絡するとのことでした
- 受け取り済みの人:すでに受け取った特典は、そのまま残ると明記されていました
- 引き続き使えるもの:提携ツールの割引と技術相談は、そのまま使えました
つまり、承認された時点で受け取っていた会社には影響がなく、受け取りを後回しにしていた会社だけが再審査に回った、と読み取れます。
私は後回しにしていた側でした。APIクレジットは受け取ってから6か月で失効するので、使う予定が立ってから受け取ろうと考えていたのです。この判断が裏目に出ました。
翌日の10月10日、再審査の結果として、改めて承認のメールが届きました。メールには、これまでの5か月間と比べて21倍の申込みがあったと書かれていました。

再審査で承認が戻ったのは、運がよかっただけかもしれません。公式のページには、承認済みでも受け取れない場合があると書かれています。承認の連絡が届いたら、その日のうちに受け取っておくことをおすすめします。
Claude Teamの受け取り方|席の選び方で差が出る
承認のメールにあるリンクからConsoleにログインすると、「Claude Startups」のページが開きます。ここでClaude Teamの「Claim」を押すと、Teamプランの申込み画面に進みます。先に知っておきたい点が2つあります。
「1年無料」ではなく「月625ドルまでの割引」
特典の正確な中身は、「12か月のあいだ、毎月の料金から625ドルまで引く」です。ここでいう席は、Claudeを使う1人分の利用枠のことです。無料の席が決まった数だけもらえるわけではなく、席の数と種類は自分で選び、月の合計が625ドル以内なら支払いは0ドルになります。
Teamプランの席には、StandardとPremiumの2種類があり、Premiumのほうが使える量の多い席です。私の画面に表示された料金は、Standardが1席あたり月25ドル、Premiumが1席あたり月125ドルでした(2026年10月10日時点・月払い・税別)。契約の前に、公式の料金ページで最新の料金をご確認ください。
席の選び方 | 月の合計 | 支払い |
|---|---|---|
Standard 2席 | 50ドル | 0ドル |
Premium 2席 | 250ドル | 0ドル |
Premium 5席 | 625ドル | 0ドル |
Premium 5席+Standard 1席 | 650ドル | 25ドル |
625ドルは、Premiumのちょうど5席分です。使わなかった割引の枠が別の形で戻るという案内は、申込みの画面にも請求の画面にもありませんでした。

最初の画面はStandard 2席になっている
申込み画面を開くと、最初は「Standard 2席」が選ばれています。Teamプランは2席からの契約です。

このまま進めても支払いは0ドルですが、625ドルの枠のうち50ドルしか使わないことになります。公式の料金ページによると、Premiumの席で使える量はStandardの5倍です(2026年10月7日に確認)。
画面の「シート数を変更」から、席の種類を選べます。私はここを見落としてStandard 2席のまま確定してしまい、あとから変更しました。
あとからPremiumの席に変える手順
確定したあとでも、席の種類は変えられます。Claude本体(claude.ai)にログインし、「組織の設定」から席数の管理を開き、「シートの追加または変更」でStandardを0、Premiumを2にします。

この画面の「+200ドル」は、割引を引く前の差額です。次の確認画面で、本日の支払いが0ドルになっていることを確かめてから確定します。

席を用意したら、「メンバー」の画面で、自分の席の種類をPremiumに切り替えます。公式のヘルプによると、先にPremiumの席を用意しておかないと、切り替えの選択肢にPremiumが出てきません。
請求の画面で、割引を確かめる
最後に、同じくClaude本体の「組織の設定」にある「請求」を開きます。私の画面には、「各請求書から625ドル引かれます。2027年10月10日まで続きます」という表示と、次回の予定合計額が0ドルであることが出ていました。

申込みには、クレジットカードの登録が必要です。割引の期間が終わると、そのときの席の構成の通常料金が、登録したカードに請求されます。私の構成(Premium 2席)なら月250ドルです。
チームのメンバーは、申込みのときに招待しなくても、あとから追加できます。
1,000ドル分のAPIクレジットの受け取り方
APIクレジットは、Teamとは別に申請します。Teamのときと同じConsoleの「Claude Startups」のページで、クレジットの「Claim」を押すと、申請のフォームが開きます。入力するのは、会社のWebサイトと会社名だけです。

フォームの横に、決まりが3つ書かれています。
- 届くまでの日数:申請から1〜2営業日で届きます
- 期限:届いた日から6か月で失効します。使っても使わなくても同じです
- 使える範囲:AnthropicのAPIだけです。Amazon BedrockやGoogle Cloudなど他社の基盤では使えず、TeamやMaxなどの月額プランの支払いにも充てられません
使う予定がまだなくても、先に申請しておくことをおすすめします。申請して使わずに失効しても、費用はかかりません。一方、申請しないまま置いておくと、私たちのように特典ごと外されるおそれがあります。
この記事を書いている時点では、私たちのクレジットは申請を終えて、届くのを待っている状態です。
提携ツールの割引(Startup Stack)も見ておく
Claude Startupsには、Claude以外のツールの特典も含まれています。承認のメールでは、タスク管理のLinear、音声合成のElevenLabs、議事録のGranola、データベースのClickHouseなどが例として挙げられていました。
こちらは、Claude TeamとAPIクレジットが一時停止されたあいだも、承認された会社はそのまま使えました。受け取り方は、Consoleで引き換え用のコードを取得し、それぞれのツールの側で入力する形です。
ツールごとに内容と条件が違い、入れ替わることもあります。自社で使う予定のあるものだけ、Consoleの画面でその時点の内容を確かめてから受け取るのがよいと思います。
受け取ったあとに確認する4つ
受け取りが済んだら、次の4つを確認しておくと、思わぬ請求や取りこぼしを防げます。
- 自分の席がPremiumになっているか:席を用意しただけでは、自分に割り当てられていないことがあります。「メンバー」の画面で確かめます
- 追加利用の設定:利用の上限を超えたあとも使い続けられる設定があり、その分は割引の対象外です。0ドルで使いたい場合は、オフにするか上限を付けます
- 割引が終わる日:請求の画面に出ている日付を、カレンダーに入れておきます。私は終わる日の1週間ほど前に、続けるか解約するかを決める予定を入れました
- クレジットの失効日:届いた日から6か月です。Consoleの請求の画面で確認できます

個人でClaude Max(個人向けの上位プラン)を契約している方は、これとは別に、毎月のAPIクレジットを受け取れます。受け取り先の組織を会社用と個人用で分けておく理由も含めて、こちらの記事で説明しています。
Teamプランそのものの機能や、個人向けのプランとの違いは、こちらの記事で整理しています。
よくある質問
資金調達をしていない会社でも申し込めますか?
申し込めます。私たちは外部からの資金調達をしていませんが、承認されました。フォームの資金調達の欄では「Not yet raised」を選びました。
受託や支援の仕事が中心の会社でも通りますか?
私たちはAI導入支援と自社メディアの会社で、承認されました。ただし審査の基準は公開されていないので、同じ業態なら通るとは言えません。説明の欄には、実際にClaudeで作っているものを具体的に書くことをおすすめします。
すでにTeamプランを契約している場合はどうなりますか?
Claude Teamの割引は、Teamプランを初めて契約する組織だけが対象です。届いたメールにも、その条件が書かれていました。APIクレジットなど、ほかの特典は別に案内されます。
承認されたのに、特典が消えました。どうすればいいですか?
2026年10月9日以降、受け取っていなかった特典は再審査の対象になっています。私たちに届いたメールには「再審査の結果を改めて連絡する」とあり、こちらから手続きするものはありませんでした。翌日に、改めて承認の連絡が届きました。
12か月が過ぎたらどうなりますか?
割引がなくなり、そのときの席の構成の通常料金で更新されます。続けない場合は、割引が終わる前に解約するか、席を減らします。公式のヘルプによると、席を減らす変更は次の更新のときに反映されるので、早めに手続きします。
APIクレジットで、Teamプランの料金を払えますか?
払えません。クレジットはAPIの利用料にだけ使えます。月額プランの支払いには充てられないと、申請のフォームに明記されています。
まとめ
Claude Startupsは、投資家から出資を受けていない小さな会社でも申し込めるプログラムです。申込みはClaude Consoleから行い、承認されるとClaude Teamの割引と1,000ドル分のAPIクレジットなどを受け取れます。
私が実際に通ってみて、お伝えしたいことは3つです。承認されたらその日のうちに受け取ること、Claude Teamの席はPremiumを選べること、そして割引が終わる日をカレンダーに入れておくことです。
2026年10月10日時点では申込みが集中していて、承認されても全員が特典を受け取れるとは限りません。申し込む前に、公式のページで最新の状況を確認してください。
Claude Codeを「素のまま」使うな

設定で差がつく——CLAUDE.md・権限・スキルの実物を公開(全24ページ)
素のClaude Codeは"優秀な新入社員"。仕事を教えるほど、自分専用になります。覚えさせる4点セット——会社の説明書(CLAUDE.md)・権限の柵・手順書(スキル)・フォルダの地図——を、1人会社の実運用からコピペで使える型つきで公開します。
- そのまま書き換えて使えるCLAUDE.mdの型
- お金と送信をAIに触らせない「3段階の柵」
- 1回教えたら何度でも動く、手順書のコピペ雛形
- AIが迷子にならないフォルダ構造の3原則
メールアドレス登録で他にも様々な資料を閲覧できます








+8PDF 17点・合計440ページ + すぐ使えるzip素材 3点
どれも登録後の受け取りページから、まとめてダウンロードできます。
毎週配信の無料ニュースレター「AIネイティブ超研究」の購読特典です。メール登録後すぐ、受け取りページのご案内が届きます。そこにはこの資料に加えて、過去の特典もすべてまとめて置いてあります。あわせて、AI活用に関するお知らせやお役に立てそうなご案内をお送りすることがあります。解除はいつでも1クリック。
御社の業務に合わせたClaude Code導入支援
「AIツールを導入したが、現場で使われない」を終わらせる。
業務課題のヒアリングから設計、ハンズオン実践、運用定着まで一貫して支援します。