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2026/11/05Claude Code
導入・運用AI活用

Usage credits required for 1M context|直し方

Usage credits required for 1M context|直し方

「Claude Code が急に『Usage credits required for 1M context』と言って止まった。使用量はまだ余っているはずなのに」——長い作業の途中でこのエラーが出ると、何を直せばいいのか分かりにくく、誰もがこの戸惑いを抱えます。

結論から言うと、このエラーは使用量の上限切れではなく、選んでいるモデルの1Mコンテキスト(100万トークンの文脈)が、自分の契約では使用量クレジット(追加の従量課金)でしか使えないことを知らせる確認です。/model で名前に [1m] が付かないモデルへ戻せば止まりません。長い会話の途中で出た場合は、Claude Code を 2.1.311 以上へ上げれば、自動で会話を圧縮して続くようになっています。

株式会社Fyveは、Claude Code を Mac mini 上で無人の定期ジョブとして毎日動かしています。この記事では、公式のエラーリファレンスと変更履歴を一次情報に、このエラーが出る2つの場面と直し方を、私たちが無人運用で確かめる順番に沿って解説します(2026年11月5日時点の情報です)。

結論:Usage credits required for 1M context は「契約の確認」で止まるエラー

最初に、状況別の直し方を表にまとめます。自分がどの行に当たるかを見てから、下の節へ進んでください。

状況

原因

直し方

会話の1回目から出る

[1m] 付きのモデルを選んでいて、契約では使用量クレジットが前提

/model で [1m] の無いモデルを選ぶ

長い作業の途中で急に出た

標準コンテキストの会話が200Kトークンを超えた(古い版の不具合)

claude --version で確かめ、2.1.311 以上へ上げる

/model で戻しても出る

起動時の引数・環境変数・設定ファイルに1Mのモデルが残っている

モデルを指定できる場所を強い順に見直す

1Mのまま使い続けたい

使用量クレジットが無効

/usage-credits で有効にして再起動

1Mを二度と使わない

—

CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT=1 を設定

公式のエラーリファレンスは、このエラーを「使用量の枠を使い切った」ものではなく「権利の確認(entitlement check)」だと明記しています。そのため、セッションの枠や週の枠に十分な残りがあっても出ます。/usage で残りが多いのを見て「何かの間違いだ」と待っても直らないのは、このためです。

エラーの全文と意味

ターミナルで Claude Code を使っているときに出る全文は、次のとおりです(2.1.268 以降の文言)。

API Error: Usage credits required for 1M context · run /usage-credits to turn them on (they take effect after you restart Claude Code), or /model to switch to standard context

日本語にすると「1Mコンテキストには使用量クレジットが要ります。/usage-credits で有効にする(Claude Code の再起動後に効きます)か、/model で標準コンテキストに切り替えてください」という意味です。エラーの中に、取れる手が2つとも書いてあります。

2.1.268(2026年9月11日公開)より前の版では、末尾が run /usage-credits to turn them on, or /model to switch to standard context で、「再起動後に効く」という一文がありませんでした。古い版でクレジットを有効にしたのに同じセッションで止まり続けた人は、再起動していなかった可能性があります。

Claude のデスクトップアプリが動かしているセッションでは、案内にコマンド名が出ません。代わりに claude.ai の使用量の設定ページを案内し、Team・Enterprise プランでは管理者に有効化を頼むよう表示されます。

使用量クレジットとは

使用量クレジット(usage credits)は、有料プランの枠とは別に、使った分だけ課金される仕組みです。公式ドキュメントからは Claude のヘルプ記事「Extra usage for paid Claude plans」へリンクされており、課金の数え方はそこで案内されています。金額はプランと時期で変わるため、この記事では書きません。有効にする前に、公式ヘルプとご自身の請求設定で確かめてください。

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どのモデル・どのプランで出るか(2026年11月5日時点)

公式ドキュメントのモデル設定のページ(Extended context の節)によると、1Mコンテキストの扱いはモデルによって2種類に分かれます。

  • 最初から1Mで動くモデル: Fable 5.1・Fable 5・Sonnet 5 以降・Haiku 5.5・Opus 4.7 以降。名前に [1m] を付ける必要はありません
  • [1m] を付けたときだけ1Mになるモデル: Opus 4.6 と Sonnet 4.6。こちらは契約によって使えるかどうかが変わります

後者の契約ごとの扱いは、公式の表では次のとおりです。

プラン

Opus 4.6 の1M

Sonnet 4.6 の1M

Max・Ultra・Team・Enterprise

契約に含まれる

使用量クレジットが必要

Pro

使用量クレジットが必要

使用量クレジットが必要

API・従量課金

すべて使える

すべて使える

この表から分かるのは、Sonnet 4.6 の1Mは、Max や Ultra でも使用量クレジットが前提だということです。「Max だから大丈夫」と思って sonnet[1m] を選ぶと、このエラーに当たります。Pro では Opus 4.6 の1Mも同じです。

もう1つ押さえておきたいのは、この確認が行われるのはAnthropic の API に直接つないでいるときだけだという点です。ANTHROPIC_BASE_URL で社内のゲートウェイなどを経由し、claude.ai のログインが有効なままの構成では、Claude Code は契約のクレジットを確かめず、成功するかどうかはゲートウェイ側が決めます。API キーで従量課金している場合も、表のとおり制限はありません。

エラーが出る2つの場面

このエラーには、出方の違う2つの場面があります。直し方が違うので、まずどちらに当たるかを見分けます。

Usage credits required for 1M context が出る2つの場面。場面Aは[1m]付きのモデルを自分で選んだとき、場面Bは会話が200Kトークンを超えたとき

場面A:[1m] 付きのモデルを自分で選んだとき

一つめは、/model opus[1m] や /model claude-sonnet-4-6[1m] のように、1Mの版を明示して選んだ場合です。会話の最初の要求からエラーになるので、見分けは簡単です。公式のエラーリファレンスが「以下の手順は、[1m] のモデルを明示的に選んだときに当てはまる」と書いているのは、この場面です。

自分では選んだ覚えがなくても、この場面に当たることがあります。GitHub には、2026年5月25日に「Pro で既定のモデルが1M前提のものに変わった」という報告(issue #62199)が上がっています。ユーザーの報告であって公式の説明ではありませんが、既定のモデルや設定ファイルの model に1Mの版が入っていると、本人が選んだつもりがなくても1Mで動きます。

場面B:長い会話が200Kトークンを超えたとき

二つめは、標準コンテキスト(200K)のつもりで始めた会話が長くなり、1回の要求が200Kトークンを超えた場合です。作業の途中で急に出るのが特徴です。2026年6月4日には「1Mではないモデルでも、会話が長くなると出る」という報告(issue #65359)が上がっています。

この場面は、Claude Code の版によって振る舞いが変わってきました。

  • 2.1.172 より前: 一度このエラーが出ると、/compact を含むその後のすべての要求で同じエラーが繰り返されました。公式のエラーリファレンスは、この版では /clear で会話を消して戻るよう案内しています
  • 2.1.172 以降: 公式のエラーリファレンスでは、会話の途中で200Kを超えてこのエラーになった場合、Claude Code が会話を標準の上限の下まで自動で圧縮し、以後もその上限に保つので「何もしなくてよい」と説明されています
  • 2.1.311(2026年10月27日公開): 変更履歴に「標準コンテキストのセッションで要求が200Kを超えたとき『Usage credits required for 1M context』で止まっていた不具合を直した。会話を圧縮して続けるようになった」とあります

つまり、場面Bで止まって困っているなら、まず版を上げるのが一番確実です。2026年11月5日時点で、npm の安定版(stable)も 2.1.311 になっているので、安定版を使っている人も上げれば直る状態です。

直し方:上から順に見る5つの手順

私たちが無人のジョブでこの種のエラーを調べるときは、手間の小さい順に次の5つを見ます。上の段で直れば、下の段は要りません。

Usage credits required for 1M context で止まったときに上から順に見る5つの手順。版の確認、モデルを戻す、ほかの指定場所を見る、クレジットを有効にする、1Mを使わない設定で固定する

手順1:claude --version で版を確かめる

最初に版を見ます。2.1.311 未満なら、場面Bの不具合を踏んでいる可能性があります。

claude --version
# 2.1.311 未満なら
claude update

上げたあとは、いったん Claude Code を閉じて開き直してください。長い作業の途中だった場合は、--resume で同じ会話に戻れます。

手順2:/model で標準コンテキストのモデルへ戻す

次に、いま選んでいるモデルを見ます。/model を引数なしで実行するとモデルの一覧が開くので、名前に [1m] が付いていないものを選びます。たとえば opus[1m] を選んでいたなら opus に、sonnet[1m] なら sonnet に戻します。

ここで注意したいのは、モデルを切り替えると、次の要求ではそれまでの会話全体を読み直すことになる点です。モデルごとにプロンプトのキャッシュが別なので、切り替えた直後の1回はキャッシュが効きません。長い会話ほどこの1回が重くなるので、区切りのよいところで切り替えるか、必要なら /compact で会話を縮めてからにします。

手順3:ほかの場所で1Mが指定されていないか見る

/model で戻しても同じエラーが出るなら、別の場所で1Mのモデルが指定されています。公式ドキュメントの「Setting your model」は、モデルを指定できる場所を次の優先順で挙げています。

  1. セッション中の /model
  2. 起動時の claude --model
  3. 環境変数 ANTHROPIC_MODEL
  4. 設定ファイルの model

特に見落としやすいのは3と4です。シェルの設定ファイルに ANTHROPIC_MODEL を書いたまま忘れていたり、プロジェクトの設定ファイルに "model": "opus[1m]" が入っていたりすると、新しいセッションを開くたびに1Mの版で始まります。スクリプトから claude --model ... で起動している場合は、その引数も確かめてください。

手順4:1Mを使い続けたいなら /usage-credits で有効にする

大きなコードベースを丸ごと読ませたいなど、1Mが必要な作業なら、使用量クレジットを有効にします。Pro・Max・Ultra では /usage-credits から自分で有効にでき、Team・Enterprise ではそこから管理者に申請します。

有効にしたあとは、エラーの案内どおりClaude Code を再起動するか、新しいセッションを始めてください。公式のエラーリファレンスは、それまでのあいだ、セッションは標準のコンテキストの上限に留まると説明しています。有効にしたのに止まり続ける場合は、まずここを疑います。

有効にすると、1Mで使った分は使用量クレジットに課金されます。使いすぎを防ぐ設定は、請求の側で上限を決めておくのが確実です。

手順5:1Mを使わないと決めて固定する

「1Mは使わない」と決めているなら、環境変数で固定します。

export CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT=1

公式ドキュメントによると、これを設定すると [1m] の版がモデルの一覧から消えます。さらに、Fable や Sonnet 5 以降、Opus 4.7 以降のような最初から1Mで動くモデルも、200Kのモデルとして扱われ、自動圧縮で200Kの境目に保たれます(2.1.223 から、対象が固定の一覧ではなく1Mを持つすべてのモデルに広がりました)。自動圧縮を切っている場合は、圧縮せずに200Kで「文脈の上限」のエラーとして止まります。

この設定をしても、起動時に「CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT is set, but the 200K limit isn't enforced」という警告が出ることがあります。Claude Code が認識しないモデルID(ゲートウェイ独自の名前など)を使っているときなどに出るもので、公式の案内では CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW=200000(または設定ファイルの autoCompactWindow を200000)を足すと、200Kの境目で圧縮されるようになります。

export CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT=1
export CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW=200000

無人で回している人が確かめること(私たちの運用から)

手で使っているなら、エラーを見て /model を打てば済みます。困るのは、cron や launchd から claude -p で無人のジョブを回している場合です。私たちが Mac mini で毎日回している定期ジョブに照らして、確かめた点を3つ書きます。

1. 版を自動で上げていないなら、上げ忘れが原因になる

私たちは、無人のジョブで使うモデルを claude-opus-5-5 のような完全なIDで固定し、Claude Code の自動更新も止めて、版は手で上げています。CLI の更新の副作用で、書き手のモデルが知らないうちに入れ替わるのを避けるためです。

その代わり、直った不具合を受け取るのも手作業になります。2026年11月5日時点で、私たちの Mac mini の Claude Code は 2.1.296 で、場面Bの修正が入った 2.1.311 より前でした。この記事を書くために変更履歴を読み直して、初めてそれに気づきました。私たちのジョブではまだこのエラーで止まった記録はありませんが、1回のジョブで扱う文脈が大きくなる日が来れば当たりうる状態です。自動更新を止めている人は、変更履歴の「Fixed」の行を、自分のジョブに関係するかどうかで読む習慣が要ります。

上げる前に何を確かめているかは、直近の版の変更点をまとめた記事に書いています。

Claude Code 2.1.318の変更点と無人運用の確認点
Claude CodeClaude Code 2.1.318の変更点と無人運用の確認点

2. 無人の実行では、聞かれずに課金されるものと、止まるものがある

公式ドキュメントのモデル設定のページには、-p を付けた非対話の実行では、Fable の使用量クレジットについて「確認を求めず、そのまま課金する」と書かれています。人が見ていない実行で、確認の画面を出しても答える人がいないからです。

一方で、この記事のエラーは確認の画面ではなく、エラーとしてジョブを止めます。つまり無人の実行では、Fable の超過分は黙って課金され、1Mのクレジットが無いときは黙って止まる、という逆向きの2つが起こりえます。どちらも、ジョブの記録を見ないと気づけません。無人のジョブで Fable を使うなら請求の上限を、1Mの版を使うならクレジットの状態を、先に決めておく必要があります。

3. 停止を見張る文言の一覧に、この文言を入れるか決める

私たちは、ジョブの出力に特定の文言が出たら「止まった」と判断して通知する仕組みを置いています。ただ、見張っている文言はログインの期限切れや認証の失敗など、認証まわりのものだけで、「Usage credits required」は入っていませんでした。

ジョブがエラーで終われば終了コードで気づける場合もありますが、AIの無人実行は、エラーが出ているのに正常終了のように見えることがあります。私たちは過去に、認証が切れたまま「判定不能」を出し続け、8日間気づかなかったことがあります。止まる理由の文言が増えたら、見張る一覧にも足すかどうかをその場で決める、というのが今回の学びです。

無人の実行で上限をどう決めているかは、こちらの記事でまとめています。

Claude Code無人運用|暴走を防ぐ上限設定まとめ
Claude CodeClaude Code無人運用|暴走を防ぐ上限設定まとめ

よくある質問

Q1. 使用量はまだ残っているのに、なぜ止まるのですか?

このエラーは使用量の残りではなく、契約に1Mコンテキストが含まれるかを確かめているからです。公式のエラーリファレンスは「セッションと週の枠に残りがあっても出る」と明記しています。残りを待っても直らないので、/model で戻すか、クレジットを有効にします。

Q2. /compact を実行しても同じエラーが出ます

2.1.172 より前の版では、一度このエラーが出ると /compact も同じエラーで失敗しました。その版では /clear で会話を消すしかありません。根本的には、claude update で版を上げてください。2.1.311 以降は、会話の途中で200Kを超えても自動で圧縮して続きます。

Q3. Max プランなのに出るのはなぜですか?

Max でも、Sonnet 4.6 の1M(sonnet[1m])は使用量クレジットが前提だからです。Max で契約に含まれるのは Opus 4.6 の1Mのほうです。どのモデルを選んでいるかを /model で確かめてください。

Q4. API キーで使っている場合も出ますか?

公式の表では、API と従量課金の利用は1Mコンテキストを「すべて使える」とされています。このエラーは claude.ai の契約で使っている人向けの確認です。API キーで使っているはずなのに出る場合は、/status で、いま有効な認証が API キーなのか claude.ai のログインなのかを確かめてください。

Q5. 1Mコンテキストは使ったほうがいいのですか?

必要な作業でだけ使えば十分です。文脈が大きいほど1回の要求が重くなり、会話の前半の内容が埋もれやすくなります。私たちは、長い作業はセッションを区切り、知見はセッションの外のファイルに書き出して引き継ぐ運用にしています。1Mの使いどころと落とし穴は、別の記事で詳しく書いています。

Claude Code 1Mコンテキストの落とし穴|セッション管理の実践法
Claude CodeClaude Code 1Mコンテキストの落とし穴|セッション管理の実践法

まとめ

「Usage credits required for 1M context」は、使用量の上限切れではなく、選んでいるモデルの1Mコンテキストが自分の契約では使用量クレジットでしか使えない、という確認で止まるエラーです。

  • 会話の最初から出るなら、[1m] 付きのモデルを選んでいる。/model で戻す
  • 長い作業の途中で出たなら、古い版の不具合。claude --version で確かめ、2.1.311 以上へ上げる
  • 戻しても出るなら、--model・ANTHROPIC_MODEL・設定ファイルの model を見る
  • 1Mを使うなら /usage-credits で有効にして再起動、使わないなら CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT=1 で固定する
  • 無人で回しているなら、版の上げ忘れと、停止を見張る文言の一覧を見直す

モデルや契約の扱いは、版が上がるたびに変わってきました。この記事の内容は2026年11月5日時点の公式ドキュメントと変更履歴に基づいています。設定を変える前に、公式のエラーリファレンスとモデル設定のページで最新の記述を確かめてください。株式会社Fyveでも、無人の運用で新しい挙動に出会ったら、確かめた結果をこの記事に足していきます。

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