Date
2026/06/03
Category
Codex
Title
Codex 半年使ったレビュー|実務者の本音
Claude Code と Codex のレビューを探している方は、両方を実務で半年使った当事者の本音が知りたいはずです。本記事は株式会社Fyveが2026年1月から約半年間、Codex を ChatGPT Plus の範囲で運用してきた率直な評価をまとめたものです。GPT-5.5 リリース前後で評価が大きく変わったので、その変遷も含めて共有します。
結論を先に書くと、半年前は「単純作業は Codex、複雑実装は Claude Code」とはっきり分けて使っていました。今は「性能差はほぼなく、用途で選ぶ」段階に変わっています。中小企業の経営者・個人事業主が AI 導入を検討するうえで、参考にしていただける視点を整理します。
Claude Code をメインに据えたまま、Codex を「セカンドオピニオン的 AI」として並行運用してきました。同じプロンプトを両方に投げて出力を比べる、という使い方を半年間続けています。
私の主観でつけるスコアは次のとおりです。
合算で見ると、半年前と比べて評価が大きく上振れしたツールです。

使い始めの頃の Codex は、Claude Code との明確な役割分担で使っていました。
当時 Claude Code Max 20x の 5 時間制限に到達したとき、続きを進めるための逃げ道として Codex を使うことが多かったです。性能的には「Claude が本命、Codex は補助」という位置づけでした。この時期のレビューを書くなら「Codex は単純作業向け」と書いていたはずです。
OpenAI 公式によれば、GPT-5.5 は「複雑な目標を理解し、ツールを使い、自己検証しながらタスクを完遂する新クラスのインテリジェンス」として位置づけられた世代です。Codex タスクでのトークン効率が大幅向上し、同等のレイテンシで性能が上がったことが公式に発表されています(出典: OpenAI 公式ブログ)。
私の体感としても、ここから評価が変わりました。具体的には次のような場面で、Claude Opus 4.7・4.8 と差を感じなくなりました。
「Codex は単純作業用」と書いた記事を読み返したくないくらい、認識のアップデートが必要になった瞬間でした。
GPT-5.5 リリース後、Codex App が立て続けに進化しました。半年使ってきた当事者として、特にインパクトが大きかった機能をレビューとして整理します。
「エージェントに目標だけ渡して、数時間放置して結果を受け取る」運用が、Codex Goal Mode を境に現実的になりました。Claude Code でも類似の自律実行は可能ですが、半年使ってきた所感として、Codex の自律完遂力には独自の強みがあります。
レビュー記事として、半年で最もインパクトが大きかった変化は画像生成です。Codex 単体の話ではなく、ChatGPT Plus 内で使える gpt-image-2 が圧倒的だったため、ここで詳しく触れます。
2026年4月に ChatGPT 全ユーザー向けに展開された gpt-image-2 は、文字品質が劇的に向上しました。半年前は AI 生成画像内の日本語文字が崩れて使い物にならず、提案書・スライドの中身は Canva や手作業で組み立てていました。それが gpt-image-2 で一変しました。
具体的に、私が現在 Codex(および ChatGPT)で生成しているものは次のとおりです。
サブスクリプション内で画像生成が完結するため、API 課金が不要になり、コストパフォーマンスは破格です。半年前と現在で、画像生成にかかる時間とコストが 5 分の 1 以下になった実感があります。
Codex には gpt-image-1.5 がネイティブ統合されています(2026年4月16日リリース)。こちらはフロントエンドデザイン・モックアップ・ゲームアセット用途に向いた特性で、コーディングの流れの中でそのまま画像が出てくる感覚です。フロントエンド実装中に「このセクションのモック画像が欲しい」と言うだけで、その場でアセットが出てくるのは半年前には考えられなかった体験でした。
Claude Code を主軸に Codex を併用してきた半年の結論として、私の使い分けはこうなりました。

私自身のメインは引き続き Claude Code Max 20x です。理由は「Skills・MCP・エージェント運用」の成熟度と、長期間積み上げてきたハーネス(CLAUDE.md・スキル・知見データベース)への投資があるからです。
半年使った結論として、現在は Maestri というエディター経由でターミナル間連携を組んでいます。Claude Code のセッションから Codex に特定のタスクを渡し、結果を受け取って次の処理に進む、という構成です。「メインを Claude Code、サブを Codex」という構図は維持しつつ、両方の強みを動的に組み合わせる運用に落ち着きました。
Claude Code と Codex の詳しい比較は、別記事でも整理しています。
Claude Code vs Codex 徹底比較|両方使う実務者の結論
レビューの締めくくりとして、2026年6月2日に展開された ChatGPT App 内 Codex 統合についても触れます。これは私にとってかなり大きな転換点でした。
これまで Codex は ChatGPT Plus 加入者であっても、開発者寄りの UI を別途立ち上げる必要がありました。それが ChatGPT アプリ内でシームレスに切り替えられるようになり、半年前と比べて「非エンジニアにも勧めやすいツール」へと進化しました。
私たちが運営している専属AI活用顧問サービスでは、中小企業の経営者・現場担当者へのレクチャー機会が多くあります。これまでは「Claude Code は学習コストが高いので、まずは ChatGPT で慣れてもらう」と提案していました。Codex が ChatGPT 内に統合されたことで、ChatGPT で慣れた延長線上で Codex の機能にスムーズに移行できるようになり、推奨フローが組みやすくなっています。
同日に提供開始された 6 つのビジネスプラグインは、Atlassian・CircleCI・Microsoft Suite など実務で使われるツール群と連携します。プラグイン全体としては 90 を超え、株式投資プラグインなどユニークな選択肢も登場しています。
半年前の Codex は「単一の AI ツール」でしたが、現在の Codex は「ChatGPT を母艦としたエコシステムの一部」へと姿を変えています。レビュー記事として書ける範囲を超えるスピードで進化している、というのが正直な感想です。
株式会社Fyveとして、中小企業の経営者・個人事業主に向けて Codex の半年使ったレビューを総括します。私たちの結論は、価格・性能・将来性のいずれを取っても「ChatGPT Plus 加入は最初の AI 投資として極めて妥当」というものです。
半年運用した結果、月 20 ドルの ChatGPT Plus 加入で得られる機能を金額換算すると、画像生成だけでも月 5,000〜10,000 円の有料ツール代替に相当します。コーディング支援・調査・提案資料の素材生成まで含めると、半年前と比べてもさらに割安です。「AI に投資すべきか迷っている」という相談を受けたら、私たちはまず ChatGPT Plus の加入を勧めます。
本気で AI を業務に組み込むなら、Claude Code Max 20x(月 200 ドル)と ChatGPT Plus(月 20 ドル)の併用が現時点のベストバイです。合計で月 220 ドル(約 3.3 万円)ですが、半年運用してきた肌感覚では、これでフルタイム従業員 1 名分以上の作業量を吸収できます。
中小企業の経営者から見ると、月 3.3 万円で「AI 担当の社員を 1 人雇うのと同等以上の生産性向上」が得られる計算です。これは私たちが顧問先にも実際に推奨している組み合わせです。
半年使った最終的なアドバイスとして、AI ツール選びで迷ったら次の順序を推奨します。
「いきなり両方を契約して使いこなす」より、段階的に積み上げるほうが組織にもフィットします。Claude Code との使い分けについては、こちらでも整理しています。
2026年1月から半年間、Claude Code をメインに据えながら Codex を並行運用してきた率直なレビューをまとめました。
株式会社Fyveとしては、中小企業が AI 投資を始める入口として ChatGPT Plus + Codex を強く推奨します。半年運用した結果として、これ以上コストパフォーマンスの良い AI 投資は現時点で他にありません。本記事のレビューが、ツール選定の参考になれば幸いです。
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