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2026/07/04Claude Code
AI活用

Anthropic AcademyのMCP講座を受講レビュー|入門と上級で学べること

Anthropic AcademyのMCP講座を受講レビュー|入門と上級で学べること

「Anthropic AcademyのMCP講座って、実際に受けてみる価値があるの」——MCP(Model Context Protocol)という言葉は聞くけれど、公式の無料コースがどこまで教えてくれるのか気になっている方は多いと思います。

結論から言うと、Introduction to MCPとMCP: Advanced Topicsの2講座で、MCPの仕組みから実装・応用パターンまでを無料で一通り体系立てて学べます。入門編は手を動かしてサーバーを組み立てる構成、上級編は実務で詰まりやすい応用パターンに踏み込む構成で、役割が明確に分かれています。

株式会社Fyveは中小企業のAI活用顧問として、Claude Codeを日常業務に組み込む支援を行っています。本記事では、私が実際に両コースを受講した実務者視点で、学べる内容と実務への繋げ方を率直にレビューします。

そもそもMCP(Model Context Protocol)とは

MCP(Model Context Protocol)は、Anthropicが発表したオープン標準で、ClaudeのようなAIモデルと外部のツール・データソースを繋ぐための共通の「接続規格」です。ファイル、データベース、社内システム、SaaSサービスなど、AIの外側にある情報や機能に、決まった手順でアクセスできるようにする役割を持っています。

これまでAIと外部サービスを繋ぐ実装は、サービスごとに独自の連携方法を作る必要がありました。カレンダーと繋ぐならカレンダー用の実装、社内データベースと繋ぐならそれ専用の実装というように、繋ぐ相手が増えるほど個別対応のコストが積み上がる構造です。MCPが登場したことで、1つの共通規格に沿ってサーバーを用意すれば、複数のAIクライアントから同じように呼び出せるようになった点が大きな変化です。Anthropic Academyでは、この仕組みを座学ではなく実装を通して理解できる講座が2つ用意されています。

Anthropic Academyのコース全体像や、まず何から受けるべきかを整理したい方は、以下のピラー記事も合わせて参考にしてください。

Anthropic Academyとは|無料AI講座20本超を完全ガイド【2026年7月最新】
Claude CodeAnthropic Academyとは|無料AI講座20本超を完全ガイド【2026年7月最新】
ClaudeとMCPサーバー、外部ツール・データの関係図

Introduction to MCP を受講レビュー

Introduction to MCPは、MCPの概念と基本実装を扱う入門講座です。Claude Code in Actionでも触りだけ紹介される内容ですが、こちらはMCPだけに絞って掘り下げる構成になっています。

学べること

MCPが解決する課題(AIと外部ツール・データの接続を標準化すること)、クライアントとサーバーの役割分担、MCPが提供する主な機能(ツール・リソース・プロンプトの3要素)といった基礎概念を、実装と対応付けながら学べます。「なぜMCPが必要なのか」を先に腹落ちさせてから手を動かす構成のため、いきなりコードだけを見るより理解が早いと感じました。

PythonでMCPサーバー構築を実践する構成

講座の中核は、Pythonを使って実際にMCPサーバーを組み立てる演習です。簡単なツール(外部から呼び出せる機能)を1つ定義するところから始め、それをMCPクライアント側から呼び出して動作を確認するところまでを一通り体験します。手順をなぞるだけでなく、なぜその書き方になるのかの背景も併せて説明されるため、写経で終わらず理解が積み上がる作りです。

向いている人

Pythonの基本文法が読める人であれば、AI関連の実装経験がなくても完走できる難易度です。良い点は、MCPの仕組みを「動くコード」で理解できること。物足りない点を挙げるなら、演習で扱うツールはあくまで学習用のシンプルな例にとどまるため、実務で使う複雑な連携パターンにはこの先の上級講座が必要になります。

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MCP: Advanced Topics を受講レビュー

MCP: Advanced Topicsは、Introduction to MCPの次に受けるべき応用講座です。基本のツール呼び出しを超えて、実務で使うMCPサーバーに求められる応用パターンを扱います。

サンプリング・通知・トランスポート等の上級パターン

サンプリング(サーバー側からAIモデルに追加の推論を依頼する仕組み)、通知(処理の進捗や状態変化をクライアントに伝える仕組み)、複数のトランスポート方式(サーバーとクライアントの通信手段の選び方)といった、入門編では触れなかった応用トピックを扱います。単発のツール呼び出しから、状態を持つやり取りへと視野が広がるのがこの講座の特徴です。

どんな場面で効くか

これらのパターンは、時間のかかる処理の途中経過を返したい場合や、複数のクライアントから同じサーバーを安定して使い回したい場合に効いてきます。私自身、日常業務でMCPサーバーを複数運用する中で、通知やトランスポートの選び方一つで安定性が変わる場面を実際に経験しており、入門編だけでは見えなかった「実務で壊れやすいポイント」を先回りして学べる点に価値を感じました。

Introduction to MCPとAdvanced Topicsの学習内容の対比

実務でMCPをどう使っているか

私はMCPを日常業務の中で継続的に運用しています。カレンダーやメッセージツール、社内データベースなど、複数の外部サービスをMCPサーバー経由でClaudeに接続し、日々の情報収集や定型作業の一部を任せる形で使っています。

この運用を続けてきて感じるのは、公式ドキュメントを最初から読むよりも、講座で概念理解を先に済ませておくほうが結果的に早いということです。MCPのドキュメントはクライアント・サーバー・ツール・リソース・プロンプトといった用語が並列に出てくるため、前提知識なしで読むと関係性を掴みにくい構成になっています。

実際に、複数のMCPサーバーを同時に運用していると、あるサーバーが想定外の応答を返して連携が止まる、といった場面に何度か遭遇しました。その際にAdvanced Topicsで触れた通知やトランスポートの考え方を思い出せたことで、どこで詰まっているかの見当を早くつけられた経験があります。概念を先に体系立てて頭に入れておくと、トラブル時の切り分けにもそのまま活きてきます。

Introduction to MCPで基本の役割分担を、Advanced Topicsで応用パターンを先に動画と演習で押さえておくと、その後にドキュメントへ戻ったときの読み方がまったく変わります。「この用語は動画のあの部分で見た仕組みだ」と紐づけながら読めるため、同じドキュメントでも吸収速度が上がる感覚があります。これから自社の業務にMCPを組み込みたい方には、ドキュメントより先にこの2講座を一通り受けることをおすすめします。

受講後の実務接続

2講座を終えたら、次にやるべきは「自分が実際に使っているツールを1つ、MCP経由でClaudeに繋いでみる」ことです。学習用のサンプルではなく、日常的に触れているサービスを対象にすることで、講座では見えなかった詰まりどころが具体的に見えてきます。

Claude Code側の基本操作や、ツール使用・GitHub連携・Hooksなど周辺機能まで含めた実践的な使い方をまとめて振り返りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

Anthropic AcademyのClaude Code講座を受講レビュー|101とin Actionで何が学べる
Claude CodeAnthropic AcademyのClaude Code講座を受講レビュー|101とin Actionで何が学べる

実際の連携例として、外部ツールとの接続を具体的な手順で確認したい場合は、以下の記事でNotebookLMとClaudeをMCPで繋ぐ方法を解説しています。講座で学んだ概念が、実際の業務でどう形になるかのイメージを掴む助けになるはずです。

NotebookLM×Claude連携|MCPで調べる・まとめるを自動化する方法と注意点
Claude CodeNotebookLM×Claude連携|MCPで調べる・まとめるを自動化する方法と注意点

よくある質問

Q. Introduction to MCPとMCP: Advanced Topicsは無料ですか?

A. どちらも無料で受講できます。Anthropic Academyの講座はSkilljar上でホストされており、受講料はかかりません。修了すると修了証も発行されます。

Q. プログラミングの知識は必要ですか?

A. Introduction to MCPはPythonでの実装演習を含むため、基本文法が読める程度の知識があると理解が早まります。プログラミング未経験の場合は、先にAnthropic Academyの入門系コースで基礎に触れておくとつまずきにくくなります。

Q. 入門編(Introduction to MCP)だけ受講すれば十分ですか?

A. MCPの基本的な仕組みを理解する目的であれば入門編だけでも学びがあります。ただし、実務で複数のクライアントを相手にするサーバーを安定運用したい場合や、進捗通知のような応用的な挙動が必要な場合は、Advanced Topicsまで受けておくことをおすすめします。

Q. 日本語で受講できますか?

A. コースの画面や動画は英語ベースです。ブラウザの翻訳機能やClaude自体を併用しながら進める方法もあるので、日本語話者向けの受講のコツは別記事で詳しく解説しています。

Q. 実務では具体的に何に使えますか?

A. 社内データベースや外部SaaS、カレンダーやメッセージツールなど、Claudeに直接繋がっていない情報・機能をやり取りできるようにする用途に使えます。私自身、日常的に使う複数の外部サービスをMCPサーバー経由でClaudeに接続し、情報収集や定型作業の一部を任せる形で運用しています。

Q. Claude Codeの他の講座との関係は?

A. Claude Code in ActionでもMCPの概念は軽く紹介されますが、深く学びたい場合はこの2講座に進むのが効率的です。Claude Code関連の他の講座については、以下の記事でまとめてレビューしています。

Q. 修了証は資格として使えますか?

A. Introduction to MCPとMCP: Advanced Topicsの修了証は、学習の記録としては有効ですが、Anthropicの有償認定資格であるCCAF(Claude Certified Architect – Foundations)とは性質が異なります。CCAFはAnthropicのパートナーネットワークを通じて提供される認定資格で、より体系的な知識・スキルを評価する位置づけです。

まとめ

Introduction to MCPとMCP: Advanced Topicsは、どちらも無料でありながら、MCPの基本概念から実装、応用パターンまでを体系立てて学べる講座です。入門編で仕組みと実装の型を押さえ、上級編でサンプリング・通知・トランスポートといった実務で効いてくるパターンを学ぶという順序が無理のないルートです。

私自身の運用経験からも、MCPのドキュメントをいきなり読むより、この2講座で概念理解を先に済ませておくほうが、その後の実務接続がスムーズに進むと感じています。

  • Introduction to MCP:MCPの基本概念とPythonでのサーバー構築実践
  • MCP: Advanced Topics:サンプリング・通知・トランスポート等の応用パターン
  • 受講の順序は入門編→上級編が無理のないルート
  • 受講後は自分が使っている実際のツールを1つ、MCP経由でClaudeに繋いでみる
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